Lyric

あの街を灯すのはひとりだけ

沙羅双樹が揺れている

この風をつかむのはふたりだけ

サウダージは夜に咲く

力まかせは終わる

死から学べばわかる

地から伸びた夢よ、稲になれ

血が通えば鮮やかになる

You just どこまでも 照らされる顔

泪を拭くのがメロディー

I just 繋がりを 空に探すと

なにもないことが多い

逆らえない流れは定めだけ

沙羅双樹が冬を知る

逆撫でてもいいのは己だけ

サウダージと夏は散る

いつか振り向くまでに

静かに迎えてほしい

気づかないふりして帰路に立つ

水が枯れてゼロになるように

You just 翳るほど 笑うあの頃

面影だけそのままに

I just さよならと 空でまた会おう

慰雨だけ頬を伝い

翌年のそこには地脈も栄え

沙羅双樹は千になる

昨年には雌蕊と雄蕊だけ

サウダージが明日になる

初めから種はある

恥てない花が舞う

感じてきた季節が胸の羽

吹きあがる心の潮騒

You just ここまでを 足元に落とす

深く波を打つ重心

I just 風の場所 乾くその目を

潤すようなこの空気

You just どこまでも 照らされる顔

泪を拭くのがメロディー

I just 繋がりを 空に探すと

なにかよぎる今日の街