Lyric

例えば今日世界が終わっちゃうとして

僕は君にどんな顔してあげれるんだろ

例えば今日世界が終わっちゃうのなら

それもいいさ、今夜は海までいこうよ

砂に落ちた線香花火

潮風にとけるマスカラ

「わたしを離さないで」

忘れちゃうよ

君の声も髪のにおいも昨日のことだったみたいに

窓の外の小さな葉がそっと揺れてる

ぜんぶぜんぶ夢だったみたいに

例えば今日がぜんぶ夢だったとして

君のくれた言葉たちはどこにゆくんだろう

新しい靴もリップもワンピースも

いつかの日のあの時の続きになればいいのに

途切れちゃったあの言葉も

今なら紡ぎ出せるかな

忘れちゃうよ

放課後のベル、触れた手の温度も

真夜中の通話も

立ち止まるよ

僕の声は君に届いてる？

蜃気楼のように揺れてる

最後の花火が消えたあと

世界に1人だけな気がしたのに

君のまつ毛が描く曲線

その先の星空が笑ってたんだよ

覚えてるよ

雨の降る夜に触れた手の温度が君だったってことを

忘れないよ

君の声が僕の心にはじめてふれてくれた時のこと

雨の降る夜に出逢ったんだ