Lyric

霞のような魂を　優しく包む生温さ

やっぱり起きれないや

明日はどこへ向かうのか　なんて今日も始まってないのに

飛んで　ぶつかって　散って

それ以上上に飛び上がれなくなって　ふてくされて

白々しく真面目ぶって見せたら　それで許された

汚らわしいと思ってた　世の中どこへでも行ける

僕は呼吸をしている

快楽の声を聴こうとして　足を滑らせ　奈落の底へ

飲んで　歌って　酔って　奇妙に踊って

悪態をつきながら笑っていたら

うつらつらと目の前に浮き出た髭面の能面

禍々しくも高貴な怒りを前にして死んだふフリをする

実は僕を遮るものなどなかった

喜びはどこだなんて　本当の悲しみも知らないくせに

いつの間に膨れ上がった　息をひそめていたモンスターの残骸が

薄れかかった霞の中　駆けあがってくる

燃えて　揺れて　髪を振り乱して

限界まで無様に飛び回るのさ

キラキラ眩しいほどに　涙のしぶきをあげながら