

まだ効いてる
まだ毒が効いてる
もう消したはずなのに
まだ効いてる
まだまだ効いてる
ああっ
胸が苦しい
蝉が鳴き止んだ夕方
古い神社の石段
水たまりだけ明るい
誰もいないのに揺れてる
チャプ
チャプ
チャプ
スニーカーの裏が重い
もう忘れたはずだよね
手水舎の横の看板
「毒中」のかすれた文字
何の毒かは書いてない
誰の毒かは書いてない
まだ効いてる
まだ毒が効いてる
連絡先は消したのに
まだ効いてる
どうやらまだ効いてる
スクリーンショットだけ残る
Later later
Poison Poison
チャプ
チャプ
チャプ
誰も急がない
苔の生えた賽銭箱
その下で雨宿りする猫
検索履歴の下の方
君の名前が残ってる
鼓動が速まり
呼吸が辛い
毒が致死量に達した
鈴の音が遅れて来る
風だけ先に勝ってる
終わったはずの言葉が
濡れた石畳で滑る
あああ
フフ
まだ効いてる
まだ毒が効いてる
もう終わったはずなのに
まだ効いてる
どうしようもなく効いてる
原因は説明できない
神社を出る
水たまりを踏む
スマホが震える
画面には
まだ効いてる
私の毒はまだ効いてる
それだけ表示されている
- 作詞者
MASAQUI
- 作曲者
MASAQUI
- プロデューサー
MASAQUI
- プログラミング
MASAQUI

MASAQUI の“毒”を
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- ⚫︎
毒
MASAQUI
毒は、もう終わったはずなのに終わらないものについての楽曲です。
夏の終わりの夕方。
セミが鳴き止んだ神社。
濡れた石段。
古い看板。
主人公は何かを忘れたつもりでいます。
連絡先は消えています。
写真も見ていません。
それでもどこかに残った痕跡だけが静かに反応を続けています。
この楽曲で描かれる毒は目に見えるものではありません。
記録。
記憶。
検索履歴。
スクリーンショット。
説明できないまま残り続ける影響そのものです。
メランコリックなシティポップとローファイサウンドの中で、終わったはずの出来事が再び浮かび上がります。



