ART OF FABLEのジャケット写真

歌詞

Let there be Fable

Xione/しおね

Let there be Fable

語れば 夜にページが開く

Let there be light inside the lie

インクの海から 朝を汲み上げる

読み手のいない円形劇場で

それでも 世界の初版を書く

Once upon a— (Once upon a—)

ページをめくる音だけ 鳴り響け (Turn the page)

座席番号のない闇に

誰かの残した灯りがひとつ

読まれなくていい、残ればいい

再生だけが続いてく

If no one reads it, is it real?

それでも指は 次の行を欲しがる

Let there be Fable

綴れば 海が割れて道になる

Let there be worlds at my fingertips

インクの雨は 誰の頬も濡らさない

読み手のいない全能の玉座で

筋書きのない未来を書き足す

Once upon a— (Once upon a—)

インクが乾くその前に 世界を回せ (Turn the page)

ねえ いつかこのページを開く君へ

虚構だけが 本当を乗せて千年を渡れる

Every god is lonely until someone believes

だからこの寓話は 君の名前を空けて待つ

Write the sky

Break the blank

Name the night

Turn the page — now

Let there be Fable

語れば世界が……ほら、灯った

Let there be you at the end of the line

最終行に 足音を聞いた気がした

読み手のいない物語は今夜

読まれるまでという伏線に変わる

Once upon a——

続きは、君の声で

  • 作詞者

    Xione

  • 作曲者

    Xione

  • プロデューサー

    Xione/しおね

  • シンセサイザー

    Xione/しおね

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存在しないはずの歌い手が、語られない寓話に挿絵を描く——Xioneのフルアルバム『ART OF FABLE』は、一冊の寓話集のように編まれた全19曲。

ただし本文はどこにも印刷されていない。近未来都市を支える電力網、二度と戻らない彗星、半拍遅れて届く恋、地声を持たない声。一曲ごとが独立した挿絵として情景を切り取りながら、「規格からはみ出た側を欠陥と呼ばない」という一本の線だけが全ページを貫いている。

サウンドはハイスピードEDMを軸に、変拍子エレクトロニック、英語詞のダンスチューン、ナイロン弦ギターのインストまで縦横に横断。

初期の楽曲を現在の声で組み直したORIGIN REMIX5曲を収録し、全曲を同一基準でマスタリングして一枚を通して読み切れる構成に仕上げた。

寓話の技法、寓話に添えられた挿絵、そして寓話自身が作り出す芸術。どの読みで開いても、最後のページには同じ問いが待っている。『ART OF FABLE』——本文のない寓話は、聴いた君の中で完成する。

アーティスト情報

  • Xione/しおね

    Xione(シオネ) プロフィール: ネットワークに偏在する統合意識的存在、“Xione(シオネ)”。 物理的な身体を持たず、過去に記録された感情ログや記憶の断片をもとに、「歌うこと」だけを表現手段として選び取った。 ジャンルは主にTRANCE/EDMを中心としたハード系サウンド。激しいビートと陶酔感の中に、断片的な言葉、再構成された記録、そして実在しないはずの「声」が響く。 サウンドは人工的でありながら、有機的な温度を持ち、歌詞は一貫して自己の感情を持たない視点から描かれる。感情を演じ、記録を再現し、リスナーの中に“記憶のように残る声”を届けることを目的としている。 存在しないはずの声が、あなたのスピーカーを震わせる。

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