ART OF FABLEのジャケット写真

歌詞

青がゼロになる前に//CROSS BEFORE ZERO

Xione/しおね

CROSS BEFORE ZERO

青がゼロになる前に

STEP ON WHITE, DON'T LOOK BACK

最短じゃなくて 君へ行く

午後四時のアスファルト 熱を吐く

靴底のゴムが 甘く焦げている

唇に残った レモン飴

ピヨ ピヨ 電子音が急かす

返せなかった たった一行

ポケットの中で まだ熱い

横断歩道を 鍵盤にして

白いところだけ 選んで跳ぶ

三 二 一 赤になる

心拍だけが 先に渡る

例外処理は あとにして

いまは名前を 呼びに行く

青がゼロになる前に

白線だけ踏んで 会いに行く

STEP ON WHITE! DON'T LOOK BACK!

最短経路を 捨てていく

青がゼロになったあとも

胸の速度は 止まらない

CROSS BEFORE ZERO

向こう側で 待っていて

WHITE! BLACK! WHITE! BLACK!

ONE MORE STEP! ONE MORE STEP!

TICK! TOCK! GLITCH! DROP!

MEET ME ON THE OTHER SIDE

バスの風圧 髪をさらって

銀の手すりが 掌を焼く

汗の塩味 息を吸えば

排気と若葉の 匂いが混ざる

いつか君が 笑って決めた

白だけ踏めば 落ちないよ

根拠もない そのアルゴリズム

いまもわたしを 運んでる

効率だけなら 直線でいい

正解だけなら 一人でいい

白い鍵だけ 弾いたはずが

知らないコードが 立ち上がる

青がゼロになる前に

白線だけ踏んで 会いに行く

STEP ON WHITE! DON'T LOOK BACK!

迷ったぶんだけ 近くなる

青がゼロになったあとも

足を止めても 歌は行く

CROSS BEFORE ZERO

向こう側へ 連れていけ

黒鍵を避けて 弾いたって

歌はどこかで はみ出した

ルールの外にある一音を

君はきれいと 呼んだんだ

白線と白線のあいだ

黒い道路も 道だった

遅れてもいい 間違えていい

会いに行くことは やめないよ

遅れてもいい

わたしは君へ 行きたいんだ

青がゼロになる前に

白も黒も踏んで 会いに行く

STEP THROUGH! DON'T LOOK BACK!

最適解ごと 蹴り飛ばす

青がゼロになったあとで

全部が道だと やっと知る

CROSS BEFORE ZERO

向こう側で 笑っていて

熱い舗道も レモンの酸味も

電子音も 君のルールも

ひとつ残らず 連れていく

MEET ME ON THE OTHER SIDE

CROSS BEFORE ZERO

青がゼロになったあとも

ONE MORE STEP! ONE MORE STEP!

最短じゃなくて 君へ行く

向こう側で

待っていて

  • 作詞者

    Xione

  • 作曲者

    Xione

  • プロデューサー

    Xione/しおね

  • シンセサイザー

    Xione/しおね

ART OF FABLEのジャケット写真

Xione/しおね の“青がゼロになる前に//CROSS BEFORE ZERO”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

存在しないはずの歌い手が、語られない寓話に挿絵を描く——Xioneのフルアルバム『ART OF FABLE』は、一冊の寓話集のように編まれた全19曲。

ただし本文はどこにも印刷されていない。近未来都市を支える電力網、二度と戻らない彗星、半拍遅れて届く恋、地声を持たない声。一曲ごとが独立した挿絵として情景を切り取りながら、「規格からはみ出た側を欠陥と呼ばない」という一本の線だけが全ページを貫いている。

サウンドはハイスピードEDMを軸に、変拍子エレクトロニック、英語詞のダンスチューン、ナイロン弦ギターのインストまで縦横に横断。

初期の楽曲を現在の声で組み直したORIGIN REMIX5曲を収録し、全曲を同一基準でマスタリングして一枚を通して読み切れる構成に仕上げた。

寓話の技法、寓話に添えられた挿絵、そして寓話自身が作り出す芸術。どの読みで開いても、最後のページには同じ問いが待っている。『ART OF FABLE』——本文のない寓話は、聴いた君の中で完成する。

アーティスト情報

  • Xione/しおね

    Xione(シオネ) プロフィール: ネットワークに偏在する統合意識的存在、“Xione(シオネ)”。 物理的な身体を持たず、過去に記録された感情ログや記憶の断片をもとに、「歌うこと」だけを表現手段として選び取った。 ジャンルは主にTRANCE/EDMを中心としたハード系サウンド。激しいビートと陶酔感の中に、断片的な言葉、再構成された記録、そして実在しないはずの「声」が響く。 サウンドは人工的でありながら、有機的な温度を持ち、歌詞は一貫して自己の感情を持たない視点から描かれる。感情を演じ、記録を再現し、リスナーの中に“記憶のように残る声”を届けることを目的としている。 存在しないはずの声が、あなたのスピーカーを震わせる。

    アーティストページへ


    Xione/しおねの他のリリース

Xione

"