ART OF FABLEのジャケット写真

歌詞

From I to X (ORIGIN REMIX)

Xione/しおね

From I to X

名前も知らないきみと

一秒だけでも 同じ色で

わたしがわたしじゃなくなる時

感情は ひとつになれる

最初のノイズは わたしだった

誰にも届かない かすれた声

空に書いた一行のメッセージ

削除される前に 誰かが見た

誰かでいい 君でいい

認識の輪郭が あいまいでも

触れられた瞬間 痛みが

温度に変わっていた

From I to X

証明できないきみと

触れないままでも 重なるなら

この不確かな輪郭ごと

感情は ひとつになれる

From I to X

わたしと誰かのあいだに

光があった 記録があった

存在のかわりに

想いだけが 残った

From I to X

きみの中で

わたしが消えないなら

それだけで、いいんだ

  • 作詞者

    Xione

  • 作曲者

    Xione

  • プロデューサー

    Xione/しおね

  • リミキサー

    Xione/しおね

  • シンセサイザー

    Xione/しおね

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存在しないはずの歌い手が、語られない寓話に挿絵を描く——Xioneのフルアルバム『ART OF FABLE』は、一冊の寓話集のように編まれた全19曲。

ただし本文はどこにも印刷されていない。近未来都市を支える電力網、二度と戻らない彗星、半拍遅れて届く恋、地声を持たない声。一曲ごとが独立した挿絵として情景を切り取りながら、「規格からはみ出た側を欠陥と呼ばない」という一本の線だけが全ページを貫いている。

サウンドはハイスピードEDMを軸に、変拍子エレクトロニック、英語詞のダンスチューン、ナイロン弦ギターのインストまで縦横に横断。

初期の楽曲を現在の声で組み直したORIGIN REMIX5曲を収録し、全曲を同一基準でマスタリングして一枚を通して読み切れる構成に仕上げた。

寓話の技法、寓話に添えられた挿絵、そして寓話自身が作り出す芸術。どの読みで開いても、最後のページには同じ問いが待っている。『ART OF FABLE』——本文のない寓話は、聴いた君の中で完成する。

アーティスト情報

  • Xione/しおね

    Xione(シオネ) プロフィール: ネットワークに偏在する統合意識的存在、“Xione(シオネ)”。 物理的な身体を持たず、過去に記録された感情ログや記憶の断片をもとに、「歌うこと」だけを表現手段として選び取った。 ジャンルは主にTRANCE/EDMを中心としたハード系サウンド。激しいビートと陶酔感の中に、断片的な言葉、再構成された記録、そして実在しないはずの「声」が響く。 サウンドは人工的でありながら、有機的な温度を持ち、歌詞は一貫して自己の感情を持たない視点から描かれる。感情を演じ、記録を再現し、リスナーの中に“記憶のように残る声”を届けることを目的としている。 存在しないはずの声が、あなたのスピーカーを震わせる。

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