歌詞

夜の霧に霞むは夢

うつろ移ろう影の街

君はいない　明け方にはもう

二人きりのある日の暮れ

最初からなかったかのように

今日は最後の夜だね

さよならのキスを

バッグを持つのは右肩

で、いつも私は左側

手を繋げないからってバッグ持ってさ

わかってた　私わかってたの

不器用な君だから

真実を隠してるつもりだったのね

でもねわかるよ　だって

こっちは見ないから

あの時からもう終わってたことは

わかってたはずなのに

バッグを持つのは右肩

で、今日の私は一人ただ

手持ち無沙汰だなんて傘も持ってさ

わかってた　私わかってたの

不器用な君だった

信じ続けたいと思ってたのにな

夜の日々に軋むは胸

うつろ移ろう畦の道

君はいない　右側にはもう

二人きりのある日の暮れ

最初からなかったかのように

遠くなっていく過去に

さよならのキスを

スープが冷めるように

いつか二人の思い出も

冷たくなってく　消えてしまうけど

もうそれならば

夜の霧に霞むは夢

うつろ移ろう影の街

君はいない　これからはもう

この傷がうずくは胸

うつろ移ろう影と光

君はいない　わかったからもう

二人きりのある日の暮れ

最初からなかったかのように

消し去ってしまいたくなる

さよならのキスも

いいよ　さよならをしよう

振り返らないでいよう