歌詞

大人にもなりきれず

子どもにもなりきれず

行き場のない自由と

雁字搦めの不自由を持て余して

ふたりにもなりきれず

ひとりにもなりきれず

どうしようもない寂しさと

薄っぺらい孤独を引き摺って

嫌いにもなりきれず

好きにもなりきれず

行くあてのない心と手のひらを

何処でもない空に浮かべて

何かにもなりきれず

私にもなりきれず

重たすぎる苦しみから

手を離すこともできずに 私は

出口の見えない哀しみも

息苦しいほどの涙も

言葉にならない喜びも

染み渡るあたたかい幸せも

何も抱えきれずに

重く押し潰されて

全て壊れゆく中

息が止まってしまうのを

待っている