歌詞

すすきの穂が風にゆれて

銀色の波がひろがる

猫と並んで歩くたび

足もとで季節が鳴る

ひと息つけば胸がほどけて

空の匂いが少し深くなる

すすきのこえを聞きながら

今日のざわめきを置いていく

やわらかな光の中で

明日の入口が見えてくる

小さな道に影がのびて

落ち葉がそっと頬に触れる

猫のひげが光を集めて

笑みがふっとこぼれ落ちる

遠くの丘にゆっくり雲

ポケットの中で手が温まる

すすきのこえを聞きながら

今日のざわめきを置いていく

やわらかな光の中で

明日の入口が見えてくる

夕暮れ前の風に乗って

猫と秋の先へ歩き出す