歌詞

扱い辛くて 面倒臭くて

尊くて メシの種で

今一度おさらいしておこうか

感情について

自らの気持ちの雑な発露のようなものが

誰かの心を動かせるだとか

勘違いしてる奴には

誰も耳を貸さないだろうね

自分一人で完結されたら

そりゃ、ね

理論だとか 技術だとか

そんなものは後からついて来ればいい

それもそうだと思うよ

だけどもほら 受け取り手は

こちらとは違う人間なのだから

熱量だけで寄り添えるはずもない

天才に生まれていたのなら

あるいは違っていたのだろう

そうじゃないから

人の心には

理屈抜きには触れないや

扱い辛くて 面倒臭くて

尊くて メシの種で

解明すらまだされていない

机上の感情論

教科書や定石ってものは

最大公約数的で

誰かに深く刺さるものには

適用できるとは限らない

インディーズの時の方が

気持ちが篭ってて良いとかなるのも

割とわかっちゃうんだ

気持ちを込め 意思を燃やす

その大前提を忘れるのならば

頭ばかりでかくしてもしょうがない

同質な誰かを共鳴させるならただ叫べば良いだろう

そうじゃないなら その痛みに似た

君の表現を教えてほしいよ

天才に生まれていたのなら

あるいは違っていたのだろう

そうじゃないから

ずっと考えて

どうにか手を伸ばした先の

感情論