Lyric

青いビルと赤いビル

赤いビルと青いビル

東京の夜空を照らすふたつの大きなビル

青いビルと赤いビル

赤いビルと青いビル

交差点が境界の似てるようで違う夜

青いビルに座るボクはいつもキーを叩いてる

眼鏡で曇る硝子の向こうにキミがいる

赤いビルで夢見てる

長い髪に惹かれてる

インソムニアの光で反射するスパンコール

交わすことない人生のルールは素肌に隠して

「眠れないの。」

土曜の夜に摩天楼の中めがけて

キラキラをなびかせて

重なり合え 新しい夜に

さあ ムラサキの雨浴びて

何年先でもずっと現像できるわ

目と目の合図で記憶すれば

どんな愛も眠らないんだから

始発電車 行きと帰り

くたびれた口紅 憂鬱な香り

すれ違ってふりかえり

他人は案外近く遠い

とうに気づいていたんだ

ガラスの靴はパンプスになった

派手なシャツも似合わないこんな暮らしじゃ何も出来なくって

十二時の電話 甘く眠そうな

声で吹き上げたレプリカが蹴る高速

変わることない人生の

退屈を風が追い越して

「眠れないよ。」

土曜の夜に摩天楼の中めがけて

キラキラをなびかせて

重なり合え 新しい夜に

さあ ムラサキの雨浴びて

何年先でもずっと現像できるわ

目と目の合図で記憶すればどんな愛も

(眠らないわ どんな愛も)

私たちはそんな愛と眠らない街で

暮らしているんだ

信じてると愛してる

愛してると信じてる

東京の喧騒に溶ける二人はとてもキブン

青いビルと赤いビル

赤いビルと青いビル

東京の夜空を照らすふたつの大きなビル

ボクらはここにいる