歌詞

駆け出したくなる佳いことに

雨の日も関係ないなんて思えてきて

確かな予報がなくともね

顔を空に向けて雨水を飲み干そう

傍らにはポピュラー・ミュージック

みんなの娯楽

力まかせに扉蹴り開けてみたくなる

雨粒は跳ねる

子どもらも跳ねる

何より旋律が跳ねてる

おじさんも心の中で誰より跳ねてる

あまり無理はしないように

ところで最近の状況に

心痛め気を病んでいたりしませんか

ひとりで人生を閉じてしまいそうな

顔を見せてはいませんか

たかだか群れの中のひとり

されどひとり

ボールを放れば

あとは誰かがどこかで受けるはず

スキップの律動

破裂音の快感

ポップポップやってれば楽し

救われるとはあながちデマとも言えない

10曲入って3,000円

友達に借りてくれば実質プライスレス

少しの欲望のために

嘘をついて割と得をしてきましたか

大事な信条のために

誰を腐し何を踏みつけてきましたか

誰もが頷く正義の

言葉だけをただ繰り返していませんか

他人が貰った幸運に

意味もなく腹を立ててはいませんか

誠実さは美徳、美徳、まさに美徳

冷笑嘲笑仏頂面

おまけに訳知り顔にもさようなら

ポピュラー・ミュージック胸に

市井の人々

そこで踏みとどまる希望

自己顕示欲さえ乗り越えれば

そこには間違いなく何かが

きっと何かがあったらいいなあ

ご機嫌な楽曲と市井の日常

迷いなく素晴らしいと言おう

と宣言したそばからなんですけど

説教臭さはほどほどに

これは自戒をこめて