歌詞

確かに貴方はそう言ったの

「僕には　君しかいない」って

もう忘れたの？

私の味を。ねえ手を離さないで

貴方が変わってしまう前に

もう一度貴方の中で混ざって

溶けて・・・

久しぶりツトムくん。覚えてる？

通学路　商店街　老舗のパン屋さん

３０円で売られてた　私と

貧乏　だった　貴方　は私とずっと一緒にいたね。

そうだよ思い出した？　私は

あ　あ　あの　食パンの切れ端

こうして時を超えて、貴方に

ようやくホラ　ようやくネエ　会いに来れたよ

もう１０年経ったね

積もる話もあるから　ねえ　中に入れてよ。

今は自炊をしてるんだね。

ホットサンドが好きなんだね

・・・ねえ。そこのゴミ箱に入ってる

それはなあに？それはなあに？

ありえない　ありえない・・・

確かに貴方はそう言ったの

「僕には　君しかいない」って

もう忘れたの？

私の味を。冗談だって言って？

貴方が変わってしまう前に

もう一度貴方の中で混ざって

溶けて・・・

覚えてる？　ツトム君

お昼休み　私を食べてるのを　みんなに心配されて

その時貴方は言ったの。

「俺は好きでこれを食べてるんだほっとけ。」って。嬉しそうに。

もう１０年経ったね。

まだ覚えてるの。ねえ　もう一度言って？

私は貴方の血と肉となり

貴方の心臓を動かしたの

もう忘れたの？

その時の事、ねえ思い出して

私は３０円のクラスト

今は貴方の一部でもある

溶けて・・・

残念だよツトム君

今の貴方に私はいらないんだね

薄情だよツトム君

何もゴミ箱に捨てることなんてないはずでしょう？ねえ？

貴方は確かにそう言ったの

「君の　味が好きなんだ」と

もう忘れたの？

その時のこと、ねえ思い出して

貴方が変わってしまう前に

貴方の右耳と左耳を　ちょうだい・・・