1
川通りのS ~蟻 side~
2
コップ切符切手汽笛 ~蟻 side~
3
おはよう靴下 ~蟻 side~
4
怪獣のにじむ町 ~蟻 side~
5
おやすみおかえり ~蟻 side~
6
発車オーライ ~蟻 side~
7
長靴賛歌 ~蟻 side~
8
コーヒーカジタで ~蟻 side~
9
I Want To Be Your Sunshine ~蟻 side~
10
忘れものはないね? ~蟻 side~
11
町屋の塀 ~蟻 side~
12
This Is The Music ~蟻 side~
13
Happy Trick ~梨 side~
15
バーバーカナリヤ ~梨 side~
16
Rendezvous ~梨 side~
17
影と歩けよ ~梨 side~
18
電球のくせ ~梨 side~
19
パイナップルのてっぺん ~梨 side~
20
七丁目のあくび ~梨 side~
21
おばけのメロディ ~梨 side~
22
Nathanとロバ ~梨 side~
23
八歩六歩練習曲 ~梨 side~
24
東の町に枇杷のなる ~梨 side~
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4thアルバム「蟻と梨」です。生きているといろんなことがあり、いろんなものがなくなります。
形あるものもいずれはなくなり、一方ではじめから形のないものや、なくなってしまったものも何処かの誰かの中には確かにあったり、そしていま目に見えていない何かも、こうしていまここにある。
けれどフと気がつけば、あなたの口笛も、犬の遠吠えも、わたしの寝言も、遠い汽笛も、 それもこれも誰も彼も、どこかにあったといえばあったし、なかったといえばなかったのです。 ここにはすべてが有って、なんにも無い。
だけども、わたしやあなたは確かにここにいて、笑ったり泣いたり怒ったりごはんを食べたり歌を歌ったりしています。
そんな、とても単純だけれどよくわからない、あまりにもめちゃくちゃで、でも愛すべきこの世界のことを、わたしなりに切り取りました。
時間というモノサシがなければ、1000年も、7年間も、今これを聴いてくださっている数十分も、実はただ瞬きするほんの一瞬の連続です。それも限りなくたくさんのあちらこちらでの 一瞬。
それを仮に思い出と呼ぶとすれば、これからも含めてつながっている「こんなふうなどこかの誰かの一瞬の思い出」を詰め込むにはあまりにもちっぽけな2枚組ですが、この穴のあいた2枚の○には、たくさんのすばらしい方々にこれ以上ないほどの演奏と力を吹き込んでいただきました。
できればたくさんの人のお耳に届いて、これもまた何処かの誰かの一瞬の思い出のひとつにしてもらえたらとてもうれしいです。
シンガーソングライター。「加藤千晶とガッタントンリズム」としてライヴやアルバム制作を行う一方、作曲家、作詞家、編曲家としても子供番組やCM、映画やドラマに楽曲提供したり、時には歌い手として脱力した歌声を提供したりする。ルーツミュージックやノヴェルティソングにクラシックの匂いもまじるごちゃまぜスタイルが特徴。日本の日々の暮らしの機微や景色を、スウィンギーに凸凹に、スルドくゆるやかに歌う。
ガッタントンレコード