歌詞

ドロドロのフローリングに

捕われないように

脱ぎ散らかした服を渡って

さあ、逃げ出そう

ミュンヒハウゼンに苛まれて

痩せ細った手で今夜も求めてるのは

首ったけな愛

放蕩に街で踊り明かして

空っぽで眠って

途方もない孤独の中

嘘をついて生きてきたんだ

単調な未来も妬ましいほどに

バブルガム 買ったナイトクラブ

身体を蝕む悪魔が

甘ったるい声で囁く

「かまわないで　ここにおいで」って

騒ぎ出すあの子はカバーガール

性懲りも無くまた群がる

ご機嫌をとって次のラウンド

「あなたと同じね」って嗤ってよ、ねえ

妄想に取り憑かれて

変わり果てた眼で僕に向ける視線が

無機質で痛い

ちょっと外連味に欠けたB級映画だって

誰かの心で永久に巣食ってるんだ

バブルガム 空いたカットグラス

真綿で締めつける現実が

無料で見せる夢で華やぐ

溶けたサンデー　枯れたウィークエンド

フロアを彷徨うサイコパス

匿名の相手を誘う

ラストオーダーが水を差す

「もうこれっきりだね」って騙してよ、ねえ

フィルムが切れるみたいに

夜の終わりがきて

アスファルトのにおいが残ったまま

何処へ行こう