Lyric

ぼくだけの温度で目覚める朝

閉め切った窓　散らかった部屋で

しらけたドラマチャンネルおとして

季節は置き去りで過ぎ去ってく

ぼくの趣味じゃないよなカーテンが

揺れて　忘れることを躊躇った

昨日きみの夢をみたよなんて

しょうがない噓をついたりしたね

ガラス越し　花火が

ちいさくひらいた

『次はもっとそばでみよう』って

些細な会話さえ　約束にしては

ひとりで未来をつくっていた

あたらしい世界になってく

ぼくだけついていけないな

匂いも　温度も　甘えたその手も

ぼくだけのきみがいた夏に

まだきっとさよならできない

消せない影に縋らせて

知らないところで

しあわせになってね

そんな強がりもまだ言えずに

夏の匂いが頬にはりついて

湿度に噎せた息がつらくなる

永遠なんてつたないまぼろし

ぼくだけは違うと自惚れてた

押し寄せる痛みが愛だというなら

ずっと癒えないで傷んでいて

ぼくたちの季節が嘘ではないこと

刻みつけていたいな　いまは

あたらしい世界になってく

ぼくだけついていけないな

匂いも　温度も　甘えたその手も

ぼくだけのきみがいた夏に

まだきっとさよならできない

消せない影に縋らせて

きみを誰よりも愛しているとか

もっと早く言えたらよかった

いつか誰よりもしあわせになってと

強がりじゃないぼくに言わせて