Lyric

彼は変わり者なんだ、が身を保つのさ

浮かれたご縁はゆらゆらと揺れる揺れるだけで

散々斜に曲がってゆくビッグマウス

頑張っても混じれない俺の色

誰が定めたレールにも逸れず乗れずに空

背伸びしてみた爪先は地面から離れてと

散々斜に曲がってゆくビッグマウス

段々他に混じってゆくあいつが正解か？

社会的に生を全うせど

快、不快の届かぬ場所で

形骸消されないとこで

軽薄な関係の裏で

異を唱えた感情は

見向きされない感情は俺が！

誰も彼もは俯瞰して嘲けてくるんだろう

乾きと劣な笑い声は手塞ぐ耳をも刺す

段々負に善がっていく何かは

助けも呼べず知られず眼を腫らす

何が主題かも解らず揺れ動く世界で

何に縋れば良いのかと図らずとも自意識は

この安寧と秩序の中で

言葉の無い悲壮が

形の無い有象が

不明瞭な衝動を産み落とすの

劣等も僻みで糧に

この憂鬱も大口叩いて食え

自問答に引き延ばされた夜も

前に倣い模した面を着る朝も

表せなきゃ現が去る孤の鼓動は

さも現れて恥になる様なモノホンの音が

裂け出した掠れたその声は

現実から飛翔を

芸術への逃避行を

人知れず呻き出たこの気色はもう

無駄なく成す自作の銘に

無色だった何かをこの手に