歌詞

計9年程、耐えた経過

被教育俺、部外感予行

ゆらり曇る気沿わず晴れの

憂を晴らす術は知らないまま

自宅ら辺、ケーキ売り屋

閉店の看板が風で踊り舞う

町の幸が消えてしまったか？

それか縋らんとて幸せかいな？

窓の外など疾うに暮れ

気づかぬ内に灯りは眠っている

思考が脳を離れ視界を揺らす

教育さんの甲斐、同調とこの苦痛なだけ？

19年他に焦がれてきた

俺を照らすな自販機の哀れみ様

能動に長けて受動に欠ける

自慰も荒み、隙見て喪失を駆る

見飽きた啓発本と憂い

努力は気休めで無力さで息を殺していく

過剰的な逃げ癖、口達者な歌うたい

癒えては湧き出る劣、同情や苦肉の策は無い

何も成し得ず何にも成れず

宙ぶらりと独を噛み締め苦む

駅との中間点、誰のかも知れぬ

揺れる洗濯物に手を振られ笑えた

文字に膨らんだこの愚考

同と苦の憂さ晴らしは非生産的作文かい？

街道で重ね惨めは影を描く

消し方も知れず句読点も置き、性に、海馬に

疎外慣れした感傷気質は

穿ったこの価値観と揺らんだ社会視点へ

捻くれ逆張った口角は点灯する

昼夜間をぐるんと放り過ぎ去って寝入る

ドアの外など疾うに暮れ

裸のまま俺は同調と個の苦痛だらけ