Lyric

夕焼けの空 ゆらりゆらり揺れる影模様

オレンジに染まる君のその右の手

無邪気な顔で「好きな子が出来た」と嬉しそう

いつもより少し跳ねた声で話さないでよ

あの優しさも笑顔も私宛てじゃなかったね

ずっと隣にいたのに１番近くで届かない

もしも あの日その手を捕まえてたら

私の弱さと愛を伝えてたら

溢れる想いが満たされて乱されて

今日もどこかで君は私じゃない誰かと

雪の舞う空 白く染まる君の横顔に

出しかけた言葉 そっと胸に落とす

その口癖も いつも跳ねた髪も そのままで

こんな時間も無かったように消えていくから

見慣れたはずの姿がどこか遠くに感じて

愛想笑いも出来ずに ぼやけた夜空を見上げたの

今日も 私の日々が君で染まって

ただ会いたくて振り向いて欲しくて

他の優しさに身を委ね眠る夜

君で全て埋めて空っぽの私を

留めた 想いはいつまでも私の中

届けば 君はどんな顔で笑うのかな

このまま 今のままで隣にいれるなら

溢れた 想いも溶けてなくなるのに

もしも あの日その手を捕まえてたら

私の弱さと愛に気づいたかな

溢れる想いが見つからないように

今日も横から君の幸せ願うから

「私じゃ駄目だったの？」

「なんて嘘だよ」