歌詞

公園の長いベンチにひとり

左右どっちもガラ空きなのに

なぜか君はピタリと横に

「えっ…ここしかなかったの？」

広い駐車場 朝イチの風景

端っこに止めたマイカーの隣

他に何十台も空いてるのに

その中でなぜか隣に駐車

見知らぬ君に悪気はない

でもなぜか心がザワつく

この現象に名前がある

そう、それが――

トナラー！ 気づけばすぐそばに！

ベンチも車も安心できない

トナラー！ なんでそこを選ぶの？

自由なはずが狭くなる

やめて！その「隣好き」ちょっと強め！

洗い場たっぷり空いてるのに

なぜか私の隣に座る

泡とお湯がはみ出してくる

「こっちは静かに洗いたい！」

ランチタイムのカウンター席

イスがずらっと並ぶカウンター

「まあ一席空けてくるよね？」

と期待したら…バチンと隣！

偶然？それともそういう主義？

寂しさ？習性？ナゾが深まる

顔は見ないで、心が叫ぶ

「お願い…ちょっとだけ離れて！」

トナラー！ ふと見ると隣に！

油断もスキも入りこむ

トナラー！ ほんとにそこがいいの？

気配でわかる近すぎ感

距離感バグってる世界線！

スペースは自由の象徴なのに

なぜだろう…君が来る

考えすぎ？被害妄想？

いや、これ「あるある」だよね？

トナラー！ 今日もどこかに現れる

ベンチも車も風呂場までも

トナラー！ だけどちょっと考えた

もしかして、世の中って

ちょっとだけ寂しいのかもしれない

今日もまた 誰かの隣に

そっと座る トナラーがいる