

変調は壮大に
さながら過去を燃やす葬
思えば揺れるのはあの子のものばかり
要するに絶交も
駆け引きではないようで
僕たちは酔生夢死の
素描みたいなものです
平凡な正体に
メスは入れないでおこう
思えば浮かぶのは
もしものことばかり
あの子の愛していた
シラフの逃避行劇と
僕は今、対生活の途方に暮れているのです
鍵をかけた事情と
鼻歌を携えて
春を待っている
抵抗は早々に
さながら過去を穿つ様
時折香るのはあの子のものばかり
阿呆を見る酔狂達とそれを見る少年少女
僕たちは酔生夢死の
墓標みたいなものです。
応答のない日々に
書き上げた潜熱も
意味があるのはどうせ端書きだけでしょう
鍵をかけた事情と
鼻歌を携えて
春を待っている
- 作詞者
高野望
- 作曲者
高野望

情緒16号 の“春を待ちながら”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
アーティスト情報
情緒16号
日本のバンド Japanese band
情緒16号の他のリリース