Social Firewall

鋭利で緻密なギターリフ、突き刺さるような冷静なボーカル、そしてスピード感溢れるリズム。現代社会への痛烈な風刺を、80〜90年代のスラッシュメタルを基盤に持ちながらも、最新のサウンドデザインで表現したニュー・アルバム『Social Firewall』。

この作品は、AI時代における“情報の防火壁”というテーマを軸に、5つの楽曲で構成。都市の熱と矛盾、SNS社会の無秩序な自己表現、そして無関心と過剰反応の狭間に揺れる人間の精神を描き出します。

バンド名義で展開される本作は、それぞれの楽曲が異なるキャラクターを持ちながらも、世界観はひとつ。エレクトロポップの影響を感じさせる「City Ghost」、ミステリアスで艶やかな「Toxic Grace」、そして本作の核であるタイトル曲「Social Firewall」は、冷静で知的な怒りを宿しながら、あえて“叫ばない”スタイルで現代に切り込む一曲です。

ジャンルはスラッシュメタル、オルタナティブ・ロック、エレクトロポップなどを横断し、ハードかつ繊細、そして何より美しく鋭い。
“怒り”を“精度”に変換したそのサウンドは、従来のメタルの枠を越え、新たな聴覚体験を提示します。

戦うために声を荒げる必要はない。
冷たい炎のように、静かに燃え続ける強さがここにある。