

かん から かん
鈴が鳴ったら 目を伏せろ
ひい ふう みい
墨の向こうで 誰か笑った
白紙の空に 爪を立て
昨日の名前を 塗りつぶす
鳥居を三つ くぐるたび
知らない影が 増えてゆく
右手に夜を ぶら下げて
左手だけは 離さずに
正しい道など 知らぬまま
間違いばかりを 選んできた
からん ころん
誰の鈴だ
からん ころん
返事をするな
墨が滲んで
月を食べた
狐が笑えば 道が消え
狼が吠えれば 夜が割れる
ぐるり ぐるり
墨月夜
世界を全部 塗り潰せ
赤い糸なら 噛み切って
君の手だけを 覚えてろ
ひらり ひらり
紙吹雪
生きるも死ぬも 筆次第?
からん
鈴が鳴った
まだ終われない
鬼の面した 朝が来て
「こちらが出口」と指を差す
出口の先には入口が
七つ並んで 欠伸した
善人ぶった 黒い影
悪人ぶった 白い影
どちらも同じ顔をして
「さあ選べよ」と
笑ってる
一、二、三で 目を閉じて
四、五、六なら 走り出せ
七つ数えりゃ 手遅れだ
だったら零から
やり直せ
黒い花びら 逆さに落ち
赤い雨だけ 空へ昇る
ぐるり ぐるり
墨月夜
運命なんぞに 値札を貼れ
売れもしないなら 燃やしちまえ
灰まで僕らのものだろう
くらり くらり
影法師
昨日の僕らが 追ってくる
からん
鈴が鳴った
今度は近い
赤い月
白い狐
黒い狼
欠けた鈴
濡れた紙
鬼の面
知らない傷
同じ夢
ひとつ
ふたつ
みっつ
よっつ
数えちゃ駄目だ
世界が消える
その前に
ぐるり ぐるり
墨月夜
僕らを全部 書き換えろ
愛とか運命 そんなもの
なくても隣に 立てるだろ
ひらり ひらり
散る墨に
綺麗な意味など いらないさ
ぐるり ぐるり
墨月夜
始まりなんて どこにもない
終わりの鈴が 鳴るその前に
白紙の朝へ 走り出せ
からん
ころん
ひとつ鳴って
からん
ころん
ふたつ鳴って
三つ目だけは
鳴らさないで
そこから先は
墨の中。
- 作詞者
narumina
- 作曲者
narumina
- レコーディングエンジニア
narumina
- ボーカル
narumina

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墨月夜
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