First Bloom Front Cover

Lyric

Kinmokusei

Lang-lee

ねえ朝だよ

真っ白い声がして

まどろみの中で

遠い記憶が

揺らめいては消えていく

日増しに早くなっていく

日常と

消化しきれないままの想いが

秋めく環状七号みたいに

ぐるぐる回っては

纏わりつく

今夜金木犀の匂いがしたから

遠くビルの明かりだけ見て歩いた

あまりに綺麗な君の声を思い出してさ

もう泣いてしまうから

言葉にすれば何か間違ってしまう気がした

いつしかそれが怖くなってしまった

遠ざかっていく心は

伸ばした指の隙間を縫って

消えていった

また今年もあなたの好きな

花が咲いた

東京は

音もなく寂しさをつれて

息をしてる

なんかこんな暮らしが

時に嫌になってさ

違う未来へと

想いを馳せてみたりした

淡い焦燥感と

モノクロームに近い情景描写が

胸をそっと抉ったよ

ああとめどなく

流れる人波は

羽織りの色が濃くなっていく

夕暮れ時は匂いまでオレンジ色だ

今夜金木犀の匂いがしたから

遠くビルの明かりだけ見て歩いた

あまりに綺麗な君の声を思い出してさ

もう泣いてしまうから

  • Lyricist

    r'ka

  • Composer

    r'ka

First Bloom Front Cover

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蘭莉として初のフルアルバム。最初の花が開く時が来たと思っています! サウンド面ではずっと追い求めてきたアナログ感をサウンドに落とし込むことができました。今までのリリースとは一味違ったサウンドを味わってほしい。 r'ka 蘭莉を結成してから早1年半、実に様々な楽曲を歌わせて頂きました。その総集編が、今回の1stアルバム『First Bloom』。一つ一つの言葉に感情を込めて、丁寧に心を歌い上げました。聴いた方の心に刺さる曲があれば、とても嬉しいです。初めての開花が、これからに繋がる作品となりますように。是非お楽しみください。 neneco.

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