

赤い彗星 二つ落ちた
白む吐息 静かに浮かべた
朧げな意識 秤にかけた
飲み込む錠剤 舌が青いね
最後に名前を呼ばれたのはいつ?
お決まりのプレイ
気だるげな午後 擦り切れたクレイ
まるくなった心
何度も 何度も
脈打つ度
溶けない氷を
噛み砕いてきた
何度も 何度も
消えないでと願いながら 今日も
応答する
彷徨う刃 熟れた果実
食指に触れて 音を上げれば
冷ややかな儀式 顔にかけた
飲み込む功罪 喉を刎ねたね
最後に花が咲いたのはいつ?
枝葉はフレイル 崩れそうな3月
見染めて逃げた
まるくなった月
何度も 何度も
音放つ度
果てない熱を宿していた
何度も 何度も
消えないでと願いながら 両手で
抱きしめる
静かに過ぎ去ってく日々を望む
砕け散った彗星の隅っこで
最後に残された
怯えた私と二つの欠片
何度も 何度も
脈打つ度
溶けない氷を
噛み砕いている
何度も 何度も
消えないでと願いながら
今日も
応答する
応答する
応答する
- 作詞者
1P
- 作曲者
1P
- プロデューサー
1P
- レコーディングエンジニア
1P
- ミキシングエンジニア
1P
- マスタリングエンジニア
1P
- アシスタントエンジニア
Kei Nihonyanagi
- グラフィックデザイン
1P
- ギター
Kei Nihonyanagi
- ベースギター
1P
- ドラム
1P
- ボーカル
mon
- ピアノ
1P

寒中遊泳 の“応答”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
応答
寒中遊泳
- 2
夏にころされてる (feat. 重音テト)
寒中遊泳
「痛みに寄り添う青い光を」をコンセプトに活動する音楽プロジェクト・寒中遊泳による2曲入りシングル『応答』。
表題曲「応答」は、遠くへ去っていく存在に「消えないで」「離れないで」と何度も願い、それでも声を送り続ける姿を描いたドリームポップ楽曲。
冷たく無機質なモチーフの中に、失われていくものを手放したくないという切実な感情を閉じ込めている。
サウンド面ではシンセサイザーを使用せず、異なる音色、歪み、残響、距離感を持つギターを幾層にも積み重ね、倍音とノイズが互いに溶け合う音の壁を構築。
静かな導入から徐々に密度を増し、サビでは抑え込まれていた感情が視界を覆い尽くすように音像が大きく開いていく。
monの抑揚深いボーカルもまた、音像の中に置くような抑制された歌唱から、サビでは感情を一気に解放する。その力強さの裏に垣間見える脆さも、本作の重要な要素となっている。
2曲目「夏にころされてる feat. 重音テト」は、対照的に、灼熱の季節の中で身体と記憶が少しずつ溶けていくような感覚を描く。
37℃の熱、青い火傷、波打ち際といった夏のイメージと、重音テトの人工的な歌声、轟音の重く歪んだギターを重ねながら、「なおらないで」という逆説的な願いを描いた。
正反対の温度を持つ二曲に共通する根底は、失われていくものや残り続ける痛みに、それでも手を伸ばそうとする感情の顕現である。
寒中遊泳は1st EP『Di-Acute』リリースを経て、本作ではこれまでのドリームポップ的な浮遊感を残しながら、より暗く、冷たく、陰影の深い方向へとサウンドを深化させた。
寒中遊泳が掲げてきた「痛みに寄り添う青い光」は、痛みを消し去るための光ではない。
本作では、消えていくものへ何度でも声を送り続ける「応答」と、消したくない記憶を抱え続ける「夏」という二つの姿となって現れている。
アーティスト情報
寒中遊泳
寒中遊泳は、「痛みに寄り添う青い光を」をテーマにした、 クリエイター1Pによるソロプロジェクト。 Dream Pop / Alternative Rock / shoegazeを基軸に、 柔らかく重なるシンセサイザーやギターのレイヤーと、 淡い残響、呼吸のように揺らぐメロディが特徴。 2026年1月始動。
寒中遊泳の他のリリース



