

薄めても飲み干せない
いつかの約束の果てにいた
笑えるふり 上手くなって
37℃ 嘘が残った
閉じた夏 まぶたを伝って
波打際 流される
焼けた祈り-いのち- のかけら
頬をかすめた
優しさは リバースディレイ
遅れてぼくを 抱きしめた
なおったら 嘘になるなら
痛いままでいいんだ
まだ 夏にころされてる
きれいなままで ころされてる
好きだったことさえ 罰になって
あたし 少しずつ 透けていく
まだ 夏にころされてる
何を失くしたかも わからない
歌いたいんだよ ほんとはね
青い火傷 広がってく夜
薄まった夜のあと
39℃ちょうど 鼓動速くなる
お願い 傷をつけてよ
痛いままがいいんだ
なおらないで!
また 夏にこわされてく
きれいなままで こわされてく
好きだったことさえ 嘘になって
みんな ひとりずつ 溶けていく
また 夏にこわされてく
あれは 本当に 夏だった?
救えないまま 傷をつけて
きれいなまま
ころしてよ
- 作詞者
1P
- 作曲者
1P
- プロデューサー
1P
- レコーディングエンジニア
1P
- ミキシングエンジニア
1P
- マスタリングエンジニア
1P
- グラフィックデザイン
1P
- ギター
1P
- ベースギター
1P
- ドラム
1P
- キーボード
1P
- シンセサイザー
1P
- ボーカル
重音テト
- バックグラウンドボーカル
重音テト

寒中遊泳 の“夏にころされてる (feat. 重音テト)”を
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- 1
応答
寒中遊泳
- ⚫︎
夏にころされてる (feat. 重音テト)
寒中遊泳
E
「痛みに寄り添う青い光を」をコンセプトに活動する音楽プロジェクト・寒中遊泳による2曲入りシングル『応答』。
表題曲「応答」は、遠くへ去っていく存在に「消えないで」「離れないで」と何度も願い、それでも声を送り続ける姿を描いたドリームポップ楽曲。
冷たく無機質なモチーフの中に、失われていくものを手放したくないという切実な感情を閉じ込めている。
サウンド面ではシンセサイザーを使用せず、異なる音色、歪み、残響、距離感を持つギターを幾層にも積み重ね、倍音とノイズが互いに溶け合う音の壁を構築。
静かな導入から徐々に密度を増し、サビでは抑え込まれていた感情が視界を覆い尽くすように音像が大きく開いていく。
monの抑揚深いボーカルもまた、音像の中に置くような抑制された歌唱から、サビでは感情を一気に解放する。その力強さの裏に垣間見える脆さも、本作の重要な要素となっている。
2曲目「夏にころされてる feat. 重音テト」は、対照的に、灼熱の季節の中で身体と記憶が少しずつ溶けていくような感覚を描く。
37℃の熱、青い火傷、波打ち際といった夏のイメージと、重音テトの人工的な歌声、轟音の重く歪んだギターを重ねながら、「なおらないで」という逆説的な願いを描いた。
正反対の温度を持つ二曲に共通する根底は、失われていくものや残り続ける痛みに、それでも手を伸ばそうとする感情の顕現である。
寒中遊泳は1st EP『Di-Acute』リリースを経て、本作ではこれまでのドリームポップ的な浮遊感を残しながら、より暗く、冷たく、陰影の深い方向へとサウンドを深化させた。
寒中遊泳が掲げてきた「痛みに寄り添う青い光」は、痛みを消し去るための光ではない。
本作では、消えていくものへ何度でも声を送り続ける「応答」と、消したくない記憶を抱え続ける「夏」という二つの姿となって現れている。



