

棚の奥が わずかにうごいたみたいで
ふれてこなかった時間が そっと揺れた
名前もつけずにしまった記憶たちが
まだ 息をしてた やわらかく やわらかく
テレビの後ろで 鳴ったような音がして
手にしてたリモコンを ちょっと強く握った
冷蔵庫の音が 昔より遠くて
カレンダーの…の端っこに…
誰かの声がくっついてた…くっついてた…
大丈夫 大丈夫…
気のせい 気のせい…
あとで あとで…
忘れた ふりで…
棚の奥が わずかにうごいたみたいで
ふれてこなかった時間が そっと揺れた
名前もつけずにしまった記憶たちが
まだ 息をしてた やわらかく やわらかく
大丈夫 大丈夫…
気のせい 気のせい…
あとで あとで…
忘れた ようなふりをし…して…
照明が ふわっと浮いた気がして
ああ この世界 置き忘れられてたんだと
言葉のまえに 気配がひとつ揺れて
それだけで 理由がいらなくなった
棚の奥が わずかにうごいたみたいで
それだけで なにもかも ありうる気がして
消えたはずの気持ちたちが
まだ 引き出しの音を 待っていた
ららら
らららら
ららら
らららら
棚の奥が わずかにうごいたみたいで
それだけで なにもかも ありうる気がして
少しだけ息を吸った
- 作詞者
Galactic (Fire) kids
- 作曲者
Galactic (Fire) kids
- プロデューサー
Galactic (Fire) kids
- ボーカル
Galactic (Fire) kids
- ソングライター
Galactic (Fire) kids

Galactic (Fire) kids の“奥のほうに、たしかコップ”を
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- 1
さたでい
Galactic (Fire) kids
- ⚫︎
奥のほうに、たしかコップ
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- 3
水道のおと
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- 4
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花と電気
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- 6
なんでこの景色だけ忘れずにいるんだろう
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- 15
沈んだ花
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アルバム「さたでい」は、はっきりとした答えやメッセージを語らず、代わりに“見えないものの気配”を淡く記録した作品集。
土曜日という一日を、どこにも定着できない曖昧な存在の象徴として描き、幽霊のように漂う感覚や、音もなく重なり合う記憶の影を丁寧に紡いでいる。
マイノリティの視点をほんのりと匂わせながら、個々が持つ孤独や透明な痛みを、アコースティックで繊細なサウンドとともに表現。
日常のすき間にあるわずかな光や呼吸の気配を音に落とし込み、言葉にならないまま残される心の軌跡を追いかけるアルバム。
アーティスト情報
Galactic (Fire) kids
Based in Okinawa/Japan 都市の夜気や心の揺らぎを「日常に潜む現象」として映し出し、 「純粋な心で内にある熱を見つけ、それを宇宙のように広げたい」という思いを込めている。
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