いつの間に辿り着いたsukhavati
もはや苦しみもない蓮の池で尺八
悲しみも喜びも同時多発的に在り
あの夏に登った坂と陽炎が舞い踊り
記憶の中では全てが輝き、笑い
友と語らい仲違いの日々も羽ばたき
儚いほどの快楽とともに
全て許されるような気がした、今なら
悪と善がまだらに混ざり合い色彩みたい
人はかつてあった形に戻り走り回り
言葉は音楽のようにそのままに響き渡り
長い苦しみは相対的には愛になり
虫や鳥のような形式を持ち、歌いながら
飾らない、飾る必要のないdimentionに
ありがとう、ほかに何もいうこと事はないよ
流るる涙は海と星になり瞬き
Luluby歌いながら突き進む街
あなたに会いたいんだよ本当は
諦めたようなふりしても幼いままだから
彼方に光る宝あなたにあげたいな
だからまだ生きるんだ
- 作詞
愚息兄弟
- 作曲
愚息兄弟
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- 1
蓮の花
愚息兄弟
- ⚫︎
浄土
愚息兄弟
- 3
蓮の花 (Instrumental)
愚息兄弟
- 4
浄土 (Instrumental)
愚息兄弟
不条理な世界は、矛盾に満ちた自己の反映に感じられた。善と悪、清濁を超え、涅槃へと辿りついた心象風景。そして生への回帰。
1.蓮の花
オルゴールで象徴的なメロディーが奏でられ幕を開ける。多様なバックグランドを感じさせる多国籍トラックの上で現代日本で弱者して生きることのペーソスが語られる。緊張感を増す2番では解消されることのない世界の不条理と、一見平穏に続いていく日常のグロテスクさを歌う。(兄)
幻影を目にする。夢と現の境界を彷徨う。耳に響く声、目に映るのは白い空だけ。返答の資格などなく、声の届かぬことは知っている。『未練』は未来で今を追懐すること。現在が未来の自分の枷となる。今を生きよ。(弟)
2.浄土
穏やかなピアノのループから始まり、絶望を超えSukhavati(サンスクリット語で浄土)へと至った心象風景を描写する。1分半ほどの短い曲ながら趣向を凝らした展開で鮮烈な印象を残す。1stアルバム『極楽』から続いていた極楽行きの旅は、生きることへの希望を歌う力強いリリックで幕を閉じる。
アーティスト情報
愚息兄弟
雄士、雄斗の実の兄弟による、ラップ、ポップユニット。 ラップは雄士、コーラスは雄斗が担当する。 前衛的なリリックからポップなメロディまで幅広い音楽性を持つ。