

確かにあった記憶
開いたままの 借りっぱなしの本と
季節が変わったのに
かかったままの夏のワンピース
刺さったまんまの
棘のにぶい痛みも
喉の奥で
飲み込んだ言葉も
いつか折りたたんだページの
何が私を惹きつけたのかも
今は覚えていないけれど
雨を避けて立ち寄った
お店にあった写真集の空
抱き寄せられた時の
駆け足になってく鼓動の速さ
2人だけが分かる
幼いくだらないジョークも
その両側で待ち続けた
膨れた沈黙も
いつか破り捨てたページの
何が私を引き裂いたのかも
今は覚えていないけれど
時間の絵の具がぼやかしてゆく
深いはずの『傷』は
探してももう 見つからない
かぎかっこの中
いつか壁に投げつけたラジオから
どんな歌が流れてたのかも
今は覚えていないけれど
いつかたどり着いた場所から
遠くあの日を見つめている時
何も覚えていないでしょう
- 作詞者
ミヤタトモコ
- 作曲者
ミヤタトモコ
- プロデューサー
ミヤタトモコ
- 共同プロデューサー
渥美幸裕, 藤本一馬
- ギター
渥美幸裕, 藤本一馬
- ボーカル
ミヤタトモコ
- パーカッション
仙道さおり

ミヤタトモコ の“忘却の日々 (feat. 渥美幸裕 & 藤本一馬)”を
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- 1
Let Me... (feat. 藤本一馬)
ミヤタトモコ
- 2
In the Blank (feat. 藤本一馬)
ミヤタトモコ
- 3
あなたの笑顔
ミヤタトモコ
- 4
例えば (feat. 渥美幸裕 & 藤本一馬)
ミヤタトモコ
- 5
よいすら節 (feat. 渥美幸裕 & 藤本一馬)
ミヤタトモコ
- ⚫︎
忘却の日々 (feat. 渥美幸裕 & 藤本一馬)
ミヤタトモコ
- 7
咲かない花
ミヤタトモコ
- 8
通りゃんせ (feat. 仙道さおり & 渥美幸裕)
ミヤタトモコ
- 9
きざみすとのうた
ミヤタトモコ
- 10
こきりこ節 (feat. 仙道さおり)
ミヤタトモコ
- 11
こんなにも (feat. 渥美幸裕)
ミヤタトモコ
- 12
すべてはおなじこと
ミヤタトモコ
奄美大島を拠点に活動するシンガー&ソングライター、ミヤタトモコが9年の時を経てリリースしたアルバム「大きな海の中をゆく私たち」。
アメリカのロサンゼルスとニューヨークで長く暮らした彼女が、深い自然に溢れる日本の片隅で見つけたものとは──。
命と循環をテーマに、9曲の書き下ろしと、奄美・日本の歌が運ぶ12の物語。
ミヤタトモコ(歌)
藤本一馬(ギター)
渥美幸裕(ギター)
仙道さおり(パーカッション)
ゲスト:前山真吾(うた・三味線)
アーティスト情報
ミヤタトモコ
愛知県出身。現在は奄美大島を拠点に活動。高校卒業後に渡米し、ロサンゼルスおよびニューヨークでブラジル音楽とジャズを軸とした創作・演奏活動を展開。 ストーリー性あふれる選曲と楽曲制作、そして透明感のある歌声で注目を集める。2010年にはホメロ・ルバンボの全面的なサポートを受けて『Secret of Life』を、翌2011年には『Begin Anywhere』をBoundy Inc. (現Space Shower Music)よりリリース。Gil Goldstein、Cesar Carmargo Mariano、Anat Cohenなどをフィーチャーし、ストーリー・テラーとしての実力を発揮した作品が高い評価を得る。 帰国後は奄美大島に拠点を移し、藤本一馬・渥美幸裕をプロデューサーに迎えて、奄美と日本のうたをテーマにしたアルバム『大きな海の中をゆく私たち』(2020)を発表。 現在は演奏活動に加え、ボーカル指導やワークショップなどの活動にも力を注ぎ、奄美大島内外で活動している。
ミヤタトモコの他のリリース
渥美幸裕
藤本一馬
tsumugi music