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『あわい』は、幻想と現実の狭間に漂う、言葉にならなかった感情たちのための歌。
誰かが与えた物語でも、ただ在るだけの現実でもない、
その「あわい」に立ったとき、私たちは初めて、自分の声を聴くのかもしれない。
白い紙、折れた傘、母の手の軽さ、
一本の線、沈黙、雨、風、
そして、差し出されたままの余白。
この曲は、意味を語るためのものではなく、
意味が生まれるための「余白」を、聴く者にそっと手渡すためのものです。
語らずに渡すこと。
受け取る側が、自らの意味を見出すこと。
それが、この歌のすべてです。
あなたが今、この音に触れたとき、まだ名前のない何かが、静かに息をし始めるかもしれません。
そしてそれは、語られなかったあなた自身の物語かもしれません。