※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
「防人の歌」
本作は、優しくも切なげなクリーントーンから、力強いディストーションまで彩り豊かな音色を織り交ぜたロックギターインストです。
タイトルに掲げた「防人(さきもり)」とは、大和朝廷の時代、九州の国境防衛に従事した兵士たちを指します。彼らは東国や遠国から徴発され、長い道のりを経て任地へ赴きました。その旅路は過酷であり、愛する家族と別れ、再び故郷の土を踏めぬまま命を落とす者も少なくありませんでした。
ギターの旋律は、家族を思い出す淡い郷愁、旅路の孤独、そして抗えぬ運命に挑む力強さを重ね合わせます。優しさと哀しみ、希望と絶望の狭間を揺れ動く音色は、まるで千年以上の時を越えて、当時の防人たちの声なき心情を現代に伝えるかのようです。
「防人の歌」は、歴史に埋もれた名もなき兵士たちへの鎮魂歌であり、また普遍的な“別れと祈り”のテーマをロックギターで表現した一曲です。
私は、DAW、MIDI、ビートマシン、ボカロなど多岐に渡るアプリやツールを用い、また自身の演奏プレイや仲間のパフォーマンスをミックスし音源を創作しています。 私の創作音源は、BGM用の短編楽曲を主流に、ハードでありなからも感情的で陰陽ある曲調が多いのが特徴です。