UNSEEN DOOR

『UNSEEN DOOR』は、アコースティックギターだけの静かなイントロから幕を開け、息づかいと間を生かしたヴァースを経て、ベース／ドラム／エレキギターが重なるロック・セクションへとビルドアップしていく楽曲です。国や境遇が違っても、私たちは同じ不自由と同じ希望を分かち合える——ハスキーで芯のある女性ボーカルが、〈心だけでも逃げて〉という小さな合図を重ね、やがてサビで解放へと導きます。ミニマルな前半とシネマティックな後半のコントラストで、“胸の中の見えない扉が開く”瞬間を描いた、静かな始まりと確かなカタルシスを併せ持つアコースティック・ロックです。たった一歩分の自由は心の中から始まる。『UNSEEN DOOR』が、その一歩を踏み出すための地図になりますように。