風の向こうへのジャケット写真

歌詞

あの夜の場所

DG5

週末の夜

見慣れたバイクが並んでる

それだけで

少し 肩の力が抜ける

エンジン止めて 重い扉を開ける

革の匂いと いつものカウンター

「久しぶり」さえ 言わない奴らが

空いた隣を 黙って指さす

グローブ外して グラスを傾け

今日走った道を ぽつりと話す

昔みたいに 無茶はしないけど

まだ降りる理由も 見つからない

それぞれ違う

時間を生きて

週末だけまた

ここへ戻ってくる

あの夜の場所に また集まろう

走ってきた道は 違ってていい

知らない顔も いつしか馴染んで

同じテーブルで 夜を過ごしてる

壁の写真には 若すぎる私たち

もう会えない顔も 笑ってる

消えてしまったものまで抱えて

今夜もここで グラスを傾ける

「あの峠なら 今は走れる」

「海沿いはもう 夜じゃ寒い」

短い言葉を 交わしてるうち

次に走る道が 決まっていく

白いものが 少し増えた髪

昔の傷は 雨の日に疼く

それでも外で エンジンが鳴れば

誰かが静かに 時計を見る

あの夜の場所に また集まろう

昔と同じじゃ なくてもいい

減ったものなら いくつもあるけど

残ったものまで 数えなくていい

あの日あなたの 背中を追いかけ

ここまで走ってきた私がいる

今では新しい誰かの隣で

次の道の話をしている

壁の隅の 色褪せた写真

あなたの隣で 笑う私

あの頃はただ

追いつきたかった

今なら少し

分かる気がする

受け取ったものは

止まったままじゃない

道は誰かへ

続いていく

あの夜の場所に また集まろう

それぞれの明日へ 帰る前に

名前も知らない ライダーだった日を

誰もがひとつ 覚えてるから

風も 傷も 別れも越えて

それでも好きで 走ってきた

あなたを追いかけ始めたこの道を

今は私の意志で 走っている

夜が更けたら

また鍵を握る

じゃあ またここで

  • 作詞者

    D:RISE

  • 作曲者

    D:RISE

  • プロデューサー

    D:RISE

  • ボーカル

    DG5

風の向こうへのジャケット写真

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『風の向こうへ / BEYOND THE WIND』アルバム説明
走ることは、ただ遠くへ行くことじゃない。
誰かの背中を追い、誰かと出会い、やがて自分自身の道を選んでいくこと。
**『風の向こうへ / BEYOND THE WIND』**は、バイクとともに歳月を重ねてきた女性たちの記憶と生き方を描く、DG5のロード・ストーリーアルバム。
夕陽に染まるハイウェイを自分のリズムで流す時間。
心臓とエンジンの鼓動だけが残る夜。
愛車を囲んで初対面の誰かと言葉を交わすミーティング。
週末になると自然に戻ってくる、馴染みの場所。
そして、かつて憧れた人の背中を追いかけて走り始めた、忘れられない記憶。
そこにあるのは、若さや速さを競う物語ではない。
昔ほど無茶はしなくなった。
守るものも増えた。
別れも知った。
それでもエンジンをかければ、今も胸の奥に同じ高鳴りがある。
「誰かの速さに合わせなくていい。私は、私の道を走ればいい。」
憧れから始まった道が、いつしか自分自身の人生になっていく。
風、夕陽、ネオン、エンジンの鼓動、仲間との出会い、そして受け継がれていく記憶。
DG5の5つの異なる声で描く、成熟した女性たちのロード・ミュージック。
風の向こうにあるのは、目的地ではない。
ここまで走ってきた、自分自身だ。

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