Lyric

絡みつく糸が今はまだ解けないのと

話したのは君の方

たまに付く嘘と

身に付いていた作り笑いを

晒していた昨日のよう

気まぐれな猫と重ねた幻を

指先でまだ探すけど

揺れる 揺れる 砂時計の影に隠して

傷跡を消す

季節外れの林檎の種を探して

また朝は来る

いつものこと

叶わない理想

染み付いていた夏の跡も

消えていった煙のよう

嫌われた蜉蝣 ざわつく交差点

行先はまだ見つからない

揺れる 揺れる

古時計の針に合わせて

爪先で舞う

落とした赤い石榴の果実を潰して

空回りする

君はどう

揺れる 揺れる 砂時計の影に隠して

傷跡を消す

季節外れの林檎の種を探して

また朝は来る

いつものこと