

静けき 水に
浮かぶ 城ひとつ
風も 止まりて
声すら 消えぬ
…これが 忠義と
申すものか
裏切り者と 呼ぶならば
この首ごと 笑えばよい
守るための この命
何故に 涙 止まらぬか
味方は 皆 言うなり
「身を引くが 定めにて」
城を 捨てるが 道ならば
それもまた 義理と 言う
されど 我が身は 今ここに
息を して 佇みぬ
切り捨てらるる この身こそ
何を 信じて よいものか
言葉は 優し
心は 遠し
見えぬ 掌
何を 掴むや
裏切り者と 呼ぶならば
この首ごと 笑えばよい
守るための この命
何故に 涙 止まらぬか
主のためと 言うのなら
この身 ひとつ くれてやろう
人の 命を 守るなら
それもまた 務めにて
されど この胸 刻むもの
言葉に ならぬ 痛みなり
信じて 仕えし 日々の影
今は ただ 水に 揺らぐ
何としたこと 話が違う
守ると 言われ 斬らるる身となり
駒か 盾か それともただの 捨て駒か
笑えるほどに 軽き 命か
この首 ひとつで 助かると申すか
それほど 安き 命と 言うのか
これが 忠義と 言うならば
何故に 胸が 騒ぐなり
声を 上げども 届かぬままに
水に 沈みて 消えてゆく
…何故だ
されど 最後に 決めるは 我が身
この死に様 誰にも 譲らぬ
裏切り者と 呼ぶがよい
それでも 守りし ものあり
叫びは 今も 沈まずに
水の底より 響きおる
名も 残さず
水に 消えゆく
されど その声
今も 残りて
- 作詞者
Liminal Reverie, shintaro
- 作曲者
Liminal Reverie
- プロデューサー
shintaro
- 共同プロデューサー
Liminal Reverie
- プログラミング
Liminal Reverie

Liminal Reverie の“裏切り者の名”を
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裏切り者の名
Liminal Reverie
水に沈みし城、月影に揺れるその影。
ひとりの武士が背負いしものは、
裏切りの名か、それとも守りし誓いか。
主のためと差し出されし首ひとつ。
されど、その胸に宿りし声は、
誰にも届かぬまま、水底へと沈みゆく。
これは、語られぬ忠義のかたち。
そして、名もなき叫びの記録にて候。
どうか静かに、耳を澄まし給え。
アーティスト情報
Liminal Reverie
**Liminal Reverie(リミナル・レヴェリー)**は、 「現実と夢のあいだ」をテーマにした インストゥルメンタル・プロジェクト。 昼と夜のあいだ。 賑わいのあと。 現実と夢が、まだ分かれきらない瞬間。 そこに残る気配、余韻、空気を音にする。 和と洋、対になる二つの軸を持ち、 和:江戸lofi 洋:Liminal Reverie それぞれ異なる世界観で楽曲を制作している。
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