Lyric

蒔いた種は未だ　地中で深く眠りにつくのだ

今は何も知らない　やがて芽を出し花を咲かす

鉛筆と机を隔てる紙切れの壁はどれほどで

憧れに蓋をした狭い教室の窓に見惚れてた

球体の水槽　微熱はいつも計れば36度

夢か現実かも分からない場所で息をしているんだずっと

ずっと

掛け合い眺める向こう見ず　事実受け止めるキャパ超える

然るべき時に涙出ず　ああ　道理で合わない算段

冷たくなるいつかに怯え惑う

優しさの代わりに離れ場を　お別れの代わりに花束を

彼は悲しく笑う　切なく語る　かつてこの場所は

人熱れの立ち込めた白と黒が交わり着くのだ

咲いた花は未だ　雨を知らない　枯れを知らぬのだ

明日にはおしまいかも　笑えないジョークがこだまする

彷徨う人混み掻き分ける　耳を傾ける目を閉じる

傍ら滴る露雫　ああ　水を求め旅路を逸れた

脈なしのあなたに塩を送る

唇の代わりにサヨナラを　お別れの代わりに花束を

付け替えたピアス　針の穴を通す

言い訳なら右から左スルー

捲れるる　流れるれるる

やんごとなき赤に足を止める

同じ過ち　繰り返し　報われない真面目よ　それならいっそ

足並み揃わず手を招く　ベタベタのセリフ呑み飽きる

路地裏で踊る夜が明ける　ああ　若さ無駄にするならいっそ

水晶を頼りに糸を手繰る

また来世で会えたら喋りましょう　お別れの代わりに花束を