

僕が生きている意味を考えてみました
何ひとつ書き出せず日が沈んでいました
誰かが生きたくて仕方なかった明日と
何も成せず過ぎてゆく僕の明日の価値は違う
生きることは何かを背負うことで
己を許しながら進んでいくものだと
それなのにあの日の後悔も
知らず芽生えたその諦観も
昨日になれずにただ泣いていた
ずっと誰にも言えなかった
このまま消えてしまいたかった
この背中にのしかかる過去を降ろして
楽になどなれなかった
そんな勇気などなかった
無責任な綺麗事に束の間の救いを求めてしまうから
知らぬ間に零れ落ちた涙
抱え込んだ痛みのひとつすら
有耶無耶の中溶けてゆく
♪
前を向いていればいつか報われるようで
ほどけた靴紐にすぐ気づく僕には縁のない話だ
いつかこの心臓が止まったときに僕は
自らを愛することができたと言えるのかな
「明日はきっといい日になる」のならば
果たしていつになれば明日は来るのですか
左胸に当てた手のひら
どこで間違えてしまったのか
立ち尽くしたまま 失くしたまま
最後に残るそのひとかけらを
震える右の手で握りしめた
吐き出してきたその言葉も
鳴らしてきたその鼓動も
僕の生きていた証なのだと愛していたいから
ずっと誰にも言えなかった
このまま消えてしまいたかった
この背中にのしかかる過去を降ろして
楽になどなれなかった
それでも生きてゆくと決めたから
この涙の理由は分からずとも
弱さ怖さも全て僕だから
そこに嘘などないと気づいた
明日を見てみたいと思えたなら
その扉の先は自分次第だ
- 作詞者
Sig-Rick.
- 作曲者
Sig-Rick.
- プロデューサー
Sig-Rick.
- ギター
Sig-Rick.

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証命
Sig-Rick.
アーティスト情報
Sig-Rick.
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