鈴木何某のジャケット写真

歌詞

劣等コンプレックス

鈴木何某

すごい友達が僕には多くて誇らしいんだ

でも誰かに自慢する度虚しくなるんだ

選ばれていく仲間たちを

「見送る側」として何年経った?

残された敗北者の聞こえない叫び

今日もティクタク時が過ぎていく

街の風景も変わる

気付けなかった僕だけが

がらんどうのまま大人になった

アイツと比べて勝ち負けを

気にするちゃちなプライドで

あちこちが汚れたまんま

すごい友達はいつでも優しくて頼れるんだ

自分じゃどうにもならない悩みを

打ち明ける度虚しくなるんだ

いつだって頼ってばかりで

逆に頼られると日和ってしまって

優しさを利用してる

当たり前みたいな顔で

今日もティクタク時が過ぎていく

流行りの歌も変わる

決められない僕だけが

あの頃のまま歳だけとった

全部捨てられりゃいいけれど

素面のまま狂うような

名演技には腰が引ける

だけど、でも、だって、僕じゃ、

癖の悪い御託並べて

今日もティクタク時が過ぎていく

大事なものに気付いていく

浮き彫りになった非力さに

守る術などないと悟った

まだ間に合うのかこの距離で

まだ走れんのかこの脚で

何かを愛しはじめるのに

きっと早いも遅いもないか

コケて怪我をする度に

絶対と相対の狭間で揺らめいて

自分を信じられなくても

ティクタク時は過ぎていく

背負ってるものが変わる

他人と比べて勝ち負けを

気にしてる余裕なんてあるか?

愛することだけ

夢中になれたら

選んでくれるか

僕は変わっていけるか

ティクタク時が過ぎていく…

  • 作詞

    鈴木何某

  • 作曲

    鈴木何某

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日々生きる中で感じるあらゆることを独自の視点で捉え、特徴的な歌声を武器に謳い上げる男性シンガーソングライター、鈴木何某の1stEP。「自分は何がしたいのか」という疑問を極限まで突き詰めたハードロック「MONSTER」、母親とともに生活する中で感じた息子としての思いを手紙のように綴ったアコースティックなバラード「蒼鷺」など、収録された5曲はどれも「今の自分」と向き合い生み出された。作詞作曲だけでなく、演奏やサウンドエンジニアリングも自身で行い、タイトル通り自身の「現在地」を指し示す作品に仕上がった。

アーティスト情報

studio NANIGASHI

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