水月のジャケット写真

歌詞

優しくして (feat. DJ SHUN)

なのるなもない, YAMAAN

優しくして優しくして

優しくして uh

真白な桃に包まれた

闇の中に

引きずり込まれるように

熱き血潮は

行き着く先を知る

鳥たちが

飛び方を知るように

オートマティック

大人びることもない

知識もなく事足りる

どこだってきっと

打てば響く

愛で撫で 爪弾けば迸る

歪ませたいのさ

その表情をもっともっと

喉を通る唾とベルトの音と

どうしようもない程の

鼓動と

盗み出された一つになる

キュリアス

犯人は目の前にいる

罪なるグルーヴを生み出す

高まれば壊して

また作り出すフリージャズ

奏でるバイオリン

女神のように

闇夜に舞い降りる

そのメロディーを

掴み取りたいんだ

何より今を逃さないように

耳元で息を呑む君の声を

聴かせておくれ

揺さぶって かき乱して

運命を貫いてくれ

神様のセックスフレンド

E=mc² 生身の体に持つ

エネルギー量 92の元素の

世界の不思議の一つを

一緒に見よう

ゼロからトップ

アクセルを踏み続け

空気の壁を破り 突き進め

分厚い雲を掻き分けて

この星の青さを確かめて

瞬間移動や

遊覧飛行のフライトへ uh

繋ぎ止めた

鎖を捨てた唸り声 uh

リズムアンドブルースから

ロッケンロール ハウス

クラシック テクノ ポップ

同じ速さでも

リズムやメロディ

二回目と三回目の向こう

ブレイクダンスから

ヒップホップ

コンテンポラリーに

ポップ ロック

どう踊るのかは描いてない

思い尽きるまでの幻想を

もっと

海は凪ぎ

魚になりたかった堕落した

天使たちの吹き溜まりを

月明かりが照らした

悔いはない

焦げついた粘膜は

風を感じていたいと願った

熱帯夜

夢でまた出会った

優しくして優しくして

優しくして uh

怒らないで

嘆かないで

皮肉らないで 叩かないで

騒がないで

サンドバッグやATM

アンドロイドや

肉の塊でもない

優しくして 笑いかけて

話をして 触ってみて

  • 作詞

    なのるなもない

  • 作曲

    YAMAAN, DJ SHUN

水月のジャケット写真

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水月

なのるなもない, YAMAAN

ラッパー・スポークンワーズアーティストのなのるなもないと、プロデューサー・トラックメイカー のYAMAANが共作アルバム『水月』を10月10日にリリースする。
なのるなもないは2002年頃から志人とのユニット「降神」として活動。日本語のヒップホップの 言語表現の枠を大きく拡張してきた。ソロでは「 melhentrips」「アカシャの唇」などの作品を 発表し、日常の中にある小宇宙を詩的な感覚ですくいあげて、ラップやスポークンワーズという形 で表現してきた。
YAMAANは降神や多彩なアーティストが在籍するクルーTemple ATSのメンバーとして活動を開 始。アンビエントやヒップホップ、ハウスなどを行き来しながら活動し、’20年に『幻想区域EP』 を発表。’21年にはアンビエントとメンフィスラップにインスパイアされたCHIYORIとの共作 「Mystic High」を発表した。
なのるなもないとYAMAANは2005年の”melhentrips” 収録の“shermanship” をはじめとして多 くの楽曲を生み出してきたが、今回が初の共作アルバムとなる。タイトルの「水月」から想起され るように、しなやかで静的なムードも漂うトラックの上で、なのるなもないの小宇宙が展開する 作品となった。
瑞々しいニューエイジアンビエント的なサウンドと真夏の白昼夢のようなリリックでアルバムの幕 をあける『空よりも青く』や、躍動的なビートの上で生命や時間についての考察、死生観をも感じ させる詩が力強く歌われる『Beacon』。ディープハウスに官能的なリリックとスクラッチが心地 よく刻まれる『優しくして』、不条理で暴力的な社会に対するリリックをトラップサウンドの上 で綴った『Criminal Spirituals』など、なのるなもないとYAMAANの様々な側面が表現された8 曲入りのアルバムとなっている。
アルバム中の2曲にはTemple ATSのメンバーでもあり、数々のDJバトルでも実績を残してきた DJ SHUNがスクラッチで参加。楽曲の世界観に呼応した音楽的でスキルフルなスクラッチを演奏 してくれている。
アルバムのオリジナルアートワークは尾道在住の画家、白水麻耶子。深い緑の森や水辺のような不 思議な心地良さを持った絵画が「水月」の世界観を押し広げている。
そしてオリジナルアートワークをもとにデザイナーTakara Ohashiがディレクションを担当。今回 モノとしてリリースする面白さを大切にしたいという意向を汲み、箱庭型に組み立てが出来るジャ ケットを監修してくれた。
本作は自主レーベル「studio melhentrips」からの記念すべき第一作。フィジカルはCD、デジタ ルはBandcamp、ストリーミングにて発表となる。

アーティスト情報

  • なのるなもない

    ラッパー,スポークンワーズアーティスト. その声は深く,いくつもの色を持つ. 時に耳元で語りかけるように近く,どこかへ行ってしまいそうな程に遠い. 誰もが感じていながらも言葉にできない....そんな思いを言語化した詩が,リズミカルにメロディアスに流れていく. それは意味となり,イメージとなり,音楽となり,垣根を超えてどこまでも飛んでいく. 2003年,志人とのユニット降神で同名のアルバム[降神]を発表,独自のリリック世界とフロウで唯一無二のスタイルを築きあげ, ヒップホップには収まらない幅広いファン層の支持を得る. セカンドアルバム[望~月を亡くした王様~]を経て,2005年にソロ.アルバム [melhentrips]を発表, 音楽雑誌REMIXの HIPHOPディスク賞受賞などの評価を得た. 日常の中のやさしさや,若者の抱く閉塞感を叙情的な詩に描き, 時に歌い上げ,時にポエトリー.リーディングにも聴こえる独特のフロウで紡ぐ. フリースタイルや,ポエトリー.リーディングイベントにも積極的に参加, ジャンルをクロスオーバーしたライブ活動をし, 山水人,otonotani,フジロックフェスティバル2008などの野外フェスにも精力的に参加しながら, 他アーティストへの客演を多数発表している. 2013年 12月 2nd solo album "アカシャの唇" 発表 2023年 9月 なのるなもない × YAMAAN名義によるアルバム"水月"発表

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    なのるなもないの他のリリース
  • YAMAAN

    YAMAAN 降神や多彩なアーティストが在籍するクルーTemple ATSのメンバーとして活動を開始。アンビエント的な感覚を機軸にハウスやヒップホップなどを行き来しながら音楽や映像作品を制作してきた。 近年は’20年に道程RECORDSから『幻想区域EP』を発表。’21年にはアンビエントとメンフィスラップにインスパイアされたCHIYORIとの共作「Mystic High」、’23年にはなのるなもないとの共作「水月」をリリース。

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  • DJ SHUN

    DJ SHUN (TempleATS / KLOVAL RECORDS) 1998年よりDJ活動を開始し、数々のDJバトルに出場し実績を残す。 DJバトルで培った、スクラッチやビートジャグリングのテクニックを活かしたクラブプレイにも定評があり、HIP HOPをベースにSOUL、FUNK、JAZZなどを織り交ぜて幅広くプレイ。 また、降神のライブDJや様々なアーティストの音源にも参加しており、現場と音源の双方で活動している。 ▼ DJ BATTLE RESULTS ・Zebra record champion ship 2000/決勝進出 ・Teen`s DJ battle 2000/二位 ・DMC scratch KO battle 2001/優勝 ・No tricks 2002 april/優勝 ・DMC japan final 2002/関東予選優勝 ・DMC japan final 2002/三位 ・Allies allstar beatdown japan 2003/優勝 ・Allies allstar beatdown japan world final 2003/三位

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studio melhentrips

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