水月のジャケット写真

歌詞

VIBLE (feat. DJ SHUN)

なのるなもない, YAMAAN

見るということを

知らなかったら

真っ暗な世界でも

怖くなかった

聴こえる音に向かって泳ぐ

飽きたら浮かんで空と遊ぶ

時計なんかない時を過ごし

自分すらもない意識を持つ

大きな大きな海で揺らぐ

小さな小さな君がいた

元は誰もが乳飲み子

母の祈りを受け

同じ時を生き

一人一つの命と

短くも長い道のりを行こう

笑えないことばかりの

世の中にも

眠れない子供たちの傍で

物語を読んでくれる

人の明かりを

絶やさないよう

願いましては

平和の一部となり

隣の人と手と手をつなぎ

終わりのない平和を祝おう

英雄はいらないんだよ

とうにもう武器は捨てた

今更持つ気もないさ

もういい

自薦は苦手だが

他薦なら俄然得意で

どうにも涙もろい

それはそれはひっそりと

咲く花のような人々

生きてりゃあるよ

そりゃ色々

でも前を見る瞳よ

押しに弱く すぐにコクリ

求め過ぎず

奪われることも多い

でもいざとなれば戦うよ

突き上げる拳

心に炎を灯し

北緯三十六度

東アジアに

咲く花を誇ろう

この星の 日の本の

上も下も右も左も

老いも若きも

生きとし生けるもの

目に見えぬ全てをも

包み込もう

君は何を重んじる

何かを軽んじて

論じたとしても

無力さを思い知るだろう

ここにいる愛や死を前に

そこに理由をつけ

どこに行く

通り過ぎたのか

いや真っ最中だろう

この世界の儚さを

ポケットに詰めて

和ませる空気の顔

笑わせる勇気の名を

救いの波動

すぐに飛ばそう

赦しの魔法

水に流そう

神様に会釈

幽霊に気を使う

物にぶつかって謝る

花や木々を思いやる

違う角度や言語で語る

者と分かり合う

道を探そう

  • 作詞

    なのるなもない

  • 作曲

    YAMAAN

水月のジャケット写真

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水月

なのるなもない, YAMAAN

ラッパー・スポークンワーズアーティストのなのるなもないと、プロデューサー・トラックメイカー のYAMAANが共作アルバム『水月』を10月10日にリリースする。
なのるなもないは2002年頃から志人とのユニット「降神」として活動。日本語のヒップホップの 言語表現の枠を大きく拡張してきた。ソロでは「 melhentrips」「アカシャの唇」などの作品を 発表し、日常の中にある小宇宙を詩的な感覚ですくいあげて、ラップやスポークンワーズという形 で表現してきた。
YAMAANは降神や多彩なアーティストが在籍するクルーTemple ATSのメンバーとして活動を開 始。アンビエントやヒップホップ、ハウスなどを行き来しながら活動し、’20年に『幻想区域EP』 を発表。’21年にはアンビエントとメンフィスラップにインスパイアされたCHIYORIとの共作 「Mystic High」を発表した。
なのるなもないとYAMAANは2005年の”melhentrips” 収録の“shermanship” をはじめとして多 くの楽曲を生み出してきたが、今回が初の共作アルバムとなる。タイトルの「水月」から想起され るように、しなやかで静的なムードも漂うトラックの上で、なのるなもないの小宇宙が展開する 作品となった。
瑞々しいニューエイジアンビエント的なサウンドと真夏の白昼夢のようなリリックでアルバムの幕 をあける『空よりも青く』や、躍動的なビートの上で生命や時間についての考察、死生観をも感じ させる詩が力強く歌われる『Beacon』。ディープハウスに官能的なリリックとスクラッチが心地 よく刻まれる『優しくして』、不条理で暴力的な社会に対するリリックをトラップサウンドの上 で綴った『Criminal Spirituals』など、なのるなもないとYAMAANの様々な側面が表現された8 曲入りのアルバムとなっている。
アルバム中の2曲にはTemple ATSのメンバーでもあり、数々のDJバトルでも実績を残してきた DJ SHUNがスクラッチで参加。楽曲の世界観に呼応した音楽的でスキルフルなスクラッチを演奏 してくれている。
アルバムのオリジナルアートワークは尾道在住の画家、白水麻耶子。深い緑の森や水辺のような不 思議な心地良さを持った絵画が「水月」の世界観を押し広げている。
そしてオリジナルアートワークをもとにデザイナーTakara Ohashiがディレクションを担当。今回 モノとしてリリースする面白さを大切にしたいという意向を汲み、箱庭型に組み立てが出来るジャ ケットを監修してくれた。
本作は自主レーベル「studio melhentrips」からの記念すべき第一作。フィジカルはCD、デジタ ルはBandcamp、ストリーミングにて発表となる。

アーティスト情報

  • なのるなもない

    ラッパー,スポークンワーズアーティスト. その声は深く,いくつもの色を持つ. 時に耳元で語りかけるように近く,どこかへ行ってしまいそうな程に遠い. 誰もが感じていながらも言葉にできない....そんな思いを言語化した詩が,リズミカルにメロディアスに流れていく. それは意味となり,イメージとなり,音楽となり,垣根を超えてどこまでも飛んでいく. 2003年,志人とのユニット降神で同名のアルバム[降神]を発表,独自のリリック世界とフロウで唯一無二のスタイルを築きあげ, ヒップホップには収まらない幅広いファン層の支持を得る. セカンドアルバム[望~月を亡くした王様~]を経て,2005年にソロ.アルバム [melhentrips]を発表, 音楽雑誌REMIXの HIPHOPディスク賞受賞などの評価を得た. 日常の中のやさしさや,若者の抱く閉塞感を叙情的な詩に描き, 時に歌い上げ,時にポエトリー.リーディングにも聴こえる独特のフロウで紡ぐ. フリースタイルや,ポエトリー.リーディングイベントにも積極的に参加, ジャンルをクロスオーバーしたライブ活動をし, 山水人,otonotani,フジロックフェスティバル2008などの野外フェスにも精力的に参加しながら, 他アーティストへの客演を多数発表している. 2013年 12月 2nd solo album "アカシャの唇" 発表 2023年 9月 なのるなもない × YAMAAN名義によるアルバム"水月"発表

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    なのるなもないの他のリリース
  • YAMAAN

    YAMAAN 降神や多彩なアーティストが在籍するクルーTemple ATSのメンバーとして活動を開始。アンビエント的な感覚を機軸にハウスやヒップホップなどを行き来しながら音楽や映像作品を制作してきた。 近年は’20年に道程RECORDSから『幻想区域EP』を発表。’21年にはアンビエントとメンフィスラップにインスパイアされたCHIYORIとの共作「Mystic High」、’23年にはなのるなもないとの共作「水月」をリリース。

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  • DJ SHUN

    DJ SHUN (TempleATS / KLOVAL RECORDS) 1998年よりDJ活動を開始し、数々のDJバトルに出場し実績を残す。 DJバトルで培った、スクラッチやビートジャグリングのテクニックを活かしたクラブプレイにも定評があり、HIP HOPをベースにSOUL、FUNK、JAZZなどを織り交ぜて幅広くプレイ。 また、降神のライブDJや様々なアーティストの音源にも参加しており、現場と音源の双方で活動している。 ▼ DJ BATTLE RESULTS ・Zebra record champion ship 2000/決勝進出 ・Teen`s DJ battle 2000/二位 ・DMC scratch KO battle 2001/優勝 ・No tricks 2002 april/優勝 ・DMC japan final 2002/関東予選優勝 ・DMC japan final 2002/三位 ・Allies allstar beatdown japan 2003/優勝 ・Allies allstar beatdown japan world final 2003/三位

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studio melhentrips

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