Lyric

触れたくて抱き締めたくて

ゆっくり手を伸ばした

鏡のようにキミも

手を伸ばした

いつまでも続いてく 確証もないのに

そう信じ続けてた あの日の僕らは

当たり前の約束 幾度も交わし

同じ歩幅歩いてく この空の下で

『また明日』と呟くキミ

優しい笑顔胸を満たす

『大好きだよ』こんな毎日が

涙の数だけキミの

命を削ってく

告げられた病は

止まることなく

零れるは否定の悲鳴

『まだ生きていたいよ』

ちいさく震えるキミを

強く抱きしめた

『死んでほしくないよ』と 星に願っても

時間だけが進んでく キミの手を引いて

ガラスの向こう 独り眠る

キミの世界は閉じ込められ

流す涙 拭いたいけれど

痩せてゆく横顔

何度見ただろうか

鼓動だけが無情に

刻まれてゆく

手を伸ばしても届かず

止めることもできず

ごめんと呟いて

頬濡らした

追い詰められた小さな命

僕に残すのは最期の言葉

『ありがとう、ごめんね 』

潤んだ声色で

涙堪えながら

小指をかわす

もしも生まれ変わっても

また逢えますように

『またいつか』と僕ら

別れを告げた