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情報の洪水、止まらないスクロール、誰かのための言葉。「正しさ」が飽和し、息がしづらくなったこの都市で、僕たちが本当に求めているものは何だろうか。
新進気鋭のアーティストが放つ最新シングル「ミュートして」は、現代社会のデジタル・ノイズからの脱却と、特定の誰かとだけ繋がりたいという究極の純粋性を描いた、エモーショナルなオルタナティブ・J-POP。
■ 楽曲コンセプトと聴きどころ 本作のテーマは「遮断と接続」。 賑やかな街の中で感じる「ズレ」や、SNSに流れる無数の声に縛られ、自分の言葉を失っていく感覚。現代を生きる誰もが抱く焦燥感をリアルに描き出している。
しかし、サビで爆発する「ミュートして この世界」という叫びは、世界を拒絶するためではなく、ノイズを消し去った先にある「君」という真実に集中するためのポジティブな選択だ。Vaundyを彷彿とさせるキャッチーなメロディラインと、ワイドなステレオ感で構築された開放的なサウンドが、聴く者を「今、ここにある確かな瞬間」へと導いていく。
■ サウンド・プロダクション サウンド面では、タイトなグルーヴとサイケデリックなテクスチャを融合させた、実験的かつ極めてアクセシブルなポップ・アプローチを採用。 ブレスを活かした密やかな歌唱から、サビでの突き抜けるようなアンセミックな歌唱へのダイナミクス。パンチのあるドラムと暖かくうねるベースが都会的なファンクネスを醸成し、空間を浮遊するコーラスエフェクトが彩りを添える。現代のリスニング環境で最も映える、透明感のあるミックスを実現している。
■ 歌詞(Lyrics) 騒がしい街の中で 僕ら少しズレてるね 正しさが増えるほど 息がしづらくなる スクロールしてるだけで 一日が終わっていく 誰のための言葉に また縛られてる
ちょっとだけでいい 音を下げてよ
ミュートして この世界 君とだけ繋がればいい ノイズだらけの未来はもう いらないから I feel alive この瞬間 ちゃんとここにいるって 確かめたいだけなんだよ それだけでいい
笑顔のテンプレートで 今日もやり過ごしてる 本音なんてもう どこにも置いてきた
消えないなら 消してしまえばいい
ミュートして この世界 余計な声はいらない 僕らだけのリズムで今 進めばいい I feel alive この瞬間 やっと息ができた 間違いでも構わないよ ここにいたい
全部切って 全部消して それでも残るものだけ
ミュートして この世界 君となら怖くない 壊れかけでもいいから 進んでいこう I feel alive この瞬間 ちゃんと生きてるって 思えた夜を忘れない もう離さない
ミュートして… この世界
ShiRo(しろ)は、日本を拠点に活動するインディペンデント・アーティスト。夜の帰り道、駅へ続く坂、自販機の白い光、吐く息の温度──そんな「生活の端に落ちている情景」を、Lo-fi/チルの質感と、J-POP的なメロディ感のあいだで丁寧にすくい上げる。大きな言葉で言い切るより、言えなかった気持ちの輪郭や、沈黙の長さを音で残すことを大切にしている。 作り始めたきっかけは、夜にふと浮かぶ感情を、言葉だけでは受け止めきれない瞬間が増えたことだった。SNSの短い投稿ではこぼれてしまう余韻、誰にも言わずに抱えたままの小さな震え。それらを「曲」という時間に閉じ込めれば、同じような夜を持つ誰かの手に、そっと渡せる気がした。ShiRoの音楽は、聴く人に答えを押しつけない。その代わり、胸の奥で遅れて光るものを、やさしく照らす。 サウンド面では、丸いキックと控えめなスネア、少しだけ揺れるハットのグルーヴ、Rhodesやミュートピアノのレイヤー、ほんのわずかなテープワブルや空気感を用いて、肌ざわりのあるミックスを組み立てる。完璧に整列したビートより、わずかなズレや呼吸が、聴く人の心拍に寄り添うと信じている。ループの中に、ふっと色が変わるコードや、遅れて入る一音を忍ばせるのも特徴だ。何気ない日常の中で、ふいに胸が締めつけられる瞬間──その「理由のない感情」を、音の陰影として描く。 制作ではDAWを中心に、演奏・打ち込み・編集を一人で行う。最近は生成AIも、絵筆の一つとして取り入れている。AIに任せきりにするのではなく、素材を引き出し、選び、削り、並べ替え、最後に「自分の手触り」に整える。たとえば、メロディの一節を何十通りも試し、言葉の抑揚に似た間を探し、リバーブの残り方で季節の温度を決める。AIはきっかけを増やしてくれるが、曲の芯を決めるのは、結局いつも自分の記憶と感情だというスタンスは変わらない。