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前作「返品できない愛」では、多くの方に涙と返品伝票をお届けしました。
そして今回。
ついに私は出会ってしまいました。
返品カウンターの向こう側にいた、ひとりの女性に。
商品の状態を確認する真剣な眼差し。
慣れた手つきで返金処理を行う姿。
そして何より、
「レシートはお持ちですか?」
という優しい声。
気づけば私は恋に落ちていました。
しかし彼女は返品ガール。
返品を知り尽くした女性。
果たして彼女は、この恋を受け取ってくれるのでしょうか。
それとも返品処理されてしまうのでしょうか。
笑えて、少し切なくて、たまに意味が分からない。
そんな20曲を詰め込みました。
なお本作品についても返品はお受けできません。
ただし恋愛相談は受け付けております。
颯爽返品ボーイは、日常の違和感、働く人間の哀愁、そして少しだけズレたユーモアを音に変えるソロアーティスト。 名前の由来は、人生でいちばん大事なものほど返品できないという、本人いわく「だいぶ面倒くさい気づき」から。 買ったものは返品できても、過ぎた時間、言いすぎた一言、現場でやらかした判断、勢いで選んだ人生だけは返品できない。 そんな後戻りできない毎日を、颯爽と歩いているようで、実はまあまあ引きずっている。 音楽性は、シティポップ、ロック、フォーク、現場帰りの缶コーヒー感を混ぜたような独自スタイル。 派手なヒーローではなく、誰にも気づかれないところで今日をなんとか成立させている人たちに寄り添う楽曲を得意とする。 代表的なテーマは、仕事終わりの虚無感、深夜のコンビニ、返品カウンター前の沈黙、うまく言えなかった謝罪、そして「まあ明日も行くか」という諦めに近い前向きさ。 本人は自身の音楽について、 「返品不可の人生に、せめてレシートくらいは残したい」 と語っている。 颯爽としているのか、返品したいのか。 その矛盾こそが、颯爽返品ボーイの音楽である。