Lyric

月と太陽を映すよな　まるい瞳瞬かせて

上下横ぐるりと動く　瞼の裏の世界

抜き足差し足静かに　気がつけばぐるりと変わる

色彩可も不可もなくて　めくるめくキャンバス

君は僕なんて目に入らない

だけどたまに呼吸重なる

瞬間伸ばす舌の先に　哀れ囚われの羽虫よ

ひたひたさざめく水面に　うつろう鱗の影

名前も木の葉のざわめきも

同じ周波数で

踊ろうよ樹上サテライト

喧しい羽虫は死体さ

オールグリーン何も怖くない

小さな手を取り踊り明かす

太陽のフリしたライトじゃ

熱帯夜に程遠いけれど

浮かれた僕の頬ぺろり舐める君の長くて褐色の舌

縦に伸びる影が落ちる　黒い四角かざしてきて

ぱしゃり音跳ねたら君は　満足気に笑む

君の腕にぐるり回す　ちいさな私の自慢の尾

さりとて君が何者か　私には分からない

君は私のこと好きみたいだね

私も君には興味がある

太陽昇り沈むまで　私は思索に耽るの

たとえば君は今日はまだ　姿を見せないのか

いないならばそれでもいいけど

やっぱりつまらない

踊ろうよ樹上サテライト

喧しい羽虫は死体さ

オールグリーン何も怖くない

枝みたいな指掴んでみる

太陽のフリしたライトじゃ

熱帯夜に程遠いけれど

浮かれた私の頬そろり撫でる君の長くて白い指

雨音響くがらんとした部屋の中

ケージの中で息をしてる

踊ろうよ樹上サテライト

喧しい羽虫は死体さ

オールグリーン何も怖くない

小さな手を取り踊り明かす

太陽のフリしたライトじゃ

熱帯夜に程遠いけれど

浮かれた僕の頬ぺろり舐める君の長くて褐色の舌