The One Who Is No One Front Cover

Lyric

The One Who Is No One

earthling on earth

何者でも無い 僕

何者でも無い 俺

何者でも無い 私

だけど

何も無いわけじゃない

泣き笑いながら生きている

何もかもが光っているんだ

俯きながら歩く君に

小さな笑みをあげたい

道端に咲く小さな花

地味で存在感の薄い

何者でもない花

だけど

たったひとりの

君だけに送る

光であればいい

何者でも無い 僕

何者でも無い 俺

何者でも無い 私

だけど

何も無いわけじゃない

泣き笑いながら生きている

何もかもが光っているんだ

寒さで凍える君に

少しの喜びをあげたい

空から落ちる白い雪粒

無数の中のひと粒の

何者でもない雪粒

だけど

たったひとりの

心に残る

光であればいい

でもね、誰かのためじゃなくてもいいんだよ

目的なんかなくっても、もう僕らは光ってる

夜空に輝く星たちも

何者でも無い星たちも

はるかかなたで光ってる

何者でも無い 僕

何者でも無い 俺

何者でも無い 私

だけど

何も無いわけじゃない

泣き笑いながら生きている

何もかもが光っているんだ

僕らはみんな光っているんだ

何者でも

無いけれどね

  • Lyricist

    earthling on earth

  • Composer

    earthling on earth

  • Producer

    earthling on earth

  • Graphic Design

    earthling on earth

  • Vocals

    earthling on earth

  • Programming

    earthling on earth

The One Who Is No One Front Cover

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    The One Who Is No One

    earthling on earth

「誰にも見えないとしても、私はここにいた」 東京の朝はいつも灰色だ。 狭い空、くすんだ雲、流されるように動く人々の群れ。 そんな風景の中で、ひっそりと、確かに存在する“何者でもない者”たちがいる。 earthling on earth の新曲『何者でもない者』は、 社会の網目からこぼれ落ちた存在たちの静かな祈りを歌う楽曲だ。 この曲は、誰にも気づかれずに咲く道端の花や、 窓を叩く一粒の雪のように、 目立たず、でも確かにそこにいる者たちの声なき声を、優しくすくい上げていく。 “何者でもない 僕” “何者でもない 私” “だけど、泣き笑いながら生きている” このフレーズは、 息苦しい社会の中で、自分の輪郭を見失いかけている人々の心に、 そっと触れる灯火となるだろう。 現代を生きる私たちは、気づかぬうちに“透明”になっていく。 認識されず、記録されず、存在ごと霞んでいく。 でも、この曲は囁く。「それでも、光っているんだ」と。 長い時間の流れに取り残された者たち。 戦後の焼け跡から、バブルの夜まで。 そして、ひとりの女性が辿る“消えゆく存在”としての旅。 この楽曲は、そんな**「時の囚人」たち**の魂と共鳴する、 文学的で、静謐な詩のようなサウンドスケープとなっている。 もしかすると、あなたのすぐそばにも、 誰にも気づかれずに立ち続ける「その人」がいるかもしれない。 そして、あなた自身が、いつのまにか“何者でもない者”になっていることに、 ふと気づく瞬間が来るかもしれない。 それでも大丈夫。あなたはここにいた。あなたは、光っていた。 この曲は、そんな“存在の証明”を、そっと伝えてくれる。

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