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KNOX「New World (after Dvořák)」
1893年、アントニン・ドヴォルザークは故郷ボヘミアを遠く離れたアメリカで、交響曲第9番『新世界より』を書き上げた。異国の響きに触れながら、彼が譜面に込めたのは望郷だった。あの旋律は今も「家路」として世界中で歌われている。帰るための歌として。
KNOXの「New World (after Dvořák)」は、その手紙を逆向きに送り返す試みだ。新世界「より」ではなく、新世界「へ」。原曲が帰る場所を歌ったのに対し、この曲は帰る場所を失った側から歌われる。
歌詞が見つめるのは、毎晩どこかで燃えている画面と、それを見ても指を滑らせるだけになった私たち自身だ。もっといい世界を造っていると聞かされ続けた末に、その約束から生まれた子供たちをまたいで歩いている。マッチを擦る者は決して炎の中に立たない。声を揃えて歌う歌は、いつも誰かを外に立たせたまま。水が門まで来ているのに、議論されているのはまだ言葉づかいだ。
それでも、この曲が最後に求めるものは意外なほど小さい。壮大な理想でも、正しい世界でもない。まだ灯りのついた台所と、帰ってこない人のために並べられた皿。かつてあたりまえにあった、何でもない夕暮れ。
たとえ帰り道を失っても、そこへ行く。
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KNOX
Vo. tomo / Gt. kana / Gt. ryo / Ba. emi / Dr. hazu
アントニン・ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調 作品95『新世界より』はパブリックドメインです。
KNOXはAIを用いて制作されたバーチャルバンドです。
KNOX 正統派ハードロックを軸に、哀愁あるメロディとドラマチックな世界観を追求するロックプロジェクト。 激しいギターサウンド、力強いリズム、感情を込めたボーカルを中心に、愛、孤独、喪失、激情といったテーマを楽曲で表現している。 作詞・作曲・ボーカルをTOMOが担当し、音楽だけでなくMVや映像演出にもこだわりながら、物語性のある作品づくりを展開。 AI音楽制作やAI映像制作を取り入れつつ、ハードロックの熱量と映像美を融合させた、KNOX独自の世界観を発信している。