

夜行列車の窓に 顔が映ってる
いつからだろう こんな顔するようになったの
隣の席は空いたまま
揺れるたびに 思い出が落ちてくる
ありがとうって 言えばよかった
ごめんねって もっと早く
壊れたのは どちらかじゃなくて
二人で少しずつ 壊してたんだ
夜行アカテス 流れてく景色が
記憶の層になって 積もっていく
街灯 トンネル また街灯
全部が縞模様になる
夜行アカテス 声がだんだん
鉱物みたいに 固くなっていく
言いたかった言葉は もう
琥珀の中の虫みたいに 動かない
各駅停車で 記憶を拾い集めた
あの夏の海 あの冬の喧嘩
笑ったことも 泣いたことも
同じ瑪瑙の中に 閉じ込められた
夜行アカテス 窓に映る顔が
だんだん透明に なっていく
駅を過ぎるたび 遠くなる
あの日の僕たちの輪郭
夜行アカテス もう声も出ない
全部が鉱物に 変わっていく
感情の層が 堆積して
きれいな石になる 皮肉だね
夜行アカテス 朝が来る前に
この列車は どこに着くんだろう
記憶が全部 結晶になっても
光を通せば きっときれいだから
夜行アカテス 最後の停車駅
ドアが開いて 冷たい風が入る
ポケットの中の 真玖(まぐ)を握って
またね
- 作詞者
K-Square
- 作曲者
K-Square
- プロデューサー
K-Square
- 共同プロデューサー
K-Square
- レコーディングエンジニア
K-Square
- ミキシングエンジニア
K-Square
- マスタリングエンジニア
K-Square
- アシスタントエンジニア
K-Square
- グラフィックデザイン
K-Square
- ボーカル
Think and Sence
- バックグラウンドボーカル
Think and Sence
- ラップ
Think and Sence

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夜行アカテス
Think and Sence
夜行列車の窓に、顔が映っている。
隣の席は空いたまま。
「アカテス」——それは瑪瑙(めのう)のギリシャ語の語源。
3000年前から人が磨いてきた、層になった石。
ありがとうって、言えばよかった。
ごめんねって、もっと早く。
声がだんだん鉱物みたいに固くなっていく。
記憶が層になって、きれいな石になっていく。
Think and Sence鉄道3部作の第2章。
夜行列車の振動が記憶を揺らす、瑪瑙のバラード。



