歩き出す影 霧の向こうに
足あと深く 森へ溶けこんだ
雪解けを待つ 静けさの果てに
ともしびひとつ見えたら 丘を目指そう
振り返る日々は 遠くただよい
繰り返す春を 言祝ぐ
時を手繰る小さな 君の手のひら
明日はどこへ
闇を駆けてゆく
轍をなぞり 道は続いた
やわらかな午後の光に さそわれて
波音ひびく 幾月の果てに
海鳥集う岬へ 風を呼ぼう
ゆれる瞳は 遠い安らぎ
繰り返す春の日
旅はいつか
闇を駆けて
いま呼声高く 霧の向こうに
あなたの遺した標が手招いた
思いは積もる 追憶の果てに
陽だまりひとつ見えたら 花を咲かそう
旅はいつか
闇を駆けて
- 作詞
森ゆに
- 作曲
田辺玄
- レコーディングエンジニア
田辺玄
- ミキシングエンジニア
田辺玄
- マスタリングエンジニア
田辺玄
- ギター
田辺玄
- ボーカル
Meadow
- バックグラウンドボーカル
森ゆに
田辺玄 の“呼声”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
calling
田辺玄
- 2
island light
田辺玄
- 3
distant eyes
田辺玄
- 4
bird dance
田辺玄
- 5
soil and sky
田辺玄
- 6
beyond
田辺玄
- 7
waves of silence
田辺玄
- 8
present
田辺玄
- 9
another song
田辺玄
- 10
passing
田辺玄
- 11
afar
田辺玄
- 12
voice echoes
田辺玄
- ⚫︎
呼声
田辺玄
今作「call afar」は、rizm前中が企画、編集、撮影、未草とbelkによるエッセイが一つになった書籍と映像の作品「another time-もうひとつの時間」のサウンドトラックとして制作した楽曲たちで主に構成され、新たに再編集・調整を施した音楽作品であり、自身3作目となるソロアルバム。
このプロジェクトを通して私たちは一緒にいくつかの旅をした。同じ景色を見て語り合い、土地や人に触れ、そこで流れる時間、自分たちの中で流れる時間、ここではないもうひとつの時間、それぞれに想いを馳せ重ね合わせた。
「呼声」という曲はこの旅の中で生まれた、アルバムで唯一言葉のある曲で「another time」の主題歌の気持ちで創り上げた。歌詞は森ゆに、歌はmaika (baobab, Catherina EMIW, Meadow) に依頼し、2人の表現が楽曲をより深みあるものにしてくれた。
きっかけはあらゆるところに潜んでいる。心を動かされた先にはきっと途方もない物語が広がっている。それを私は音に、あなたは写真や映像、言葉などさまざまな方法で記していく。
私たちがそうであったように、その一つ一つの小さな声が、また誰かの道標となる日が来るかもしれない。
遠くから私たちを呼ぶ声がする。
拍子は体を揺らし、和声は歩みを繋ぐ。
歌声は感情を呼び起こし、記憶を伝える。
「今」は誰かが受け継いできた先であり、
この先もその連なりであるということ。
私たちの声はいずれまた誰かを呼ぶ声となる。
アーティスト情報
田辺玄
田辺玄 / Gen Tanabe Guitar ・ Flute ・ Sound design ・ Rec&Mix 山梨県出身。2015年、生まれ育った山々に囲まれた土地に制作の拠点”Studio Camel House”を構える。これまでにアコースティックギターをメインにした「風と音と」、内と向き合った静かなるアンビエントアルバム「yaora」のソロ2作をリリース。演奏家・エンジニアとして多様な作品やCM・劇伴などに携わり、日々音と向き合い生活をしている。 orbe(w/ haruka nakamura)、みどり(w/ 森ゆに、青木隼人) 、Meadow×田辺玄、WATER WATER CAMELとして演奏活動を展開。
田辺玄の他のリリース
Studio Camel House