『SFみたいな旅に出かけたくて!』の世界線のジャケット写真

『SFみたいな旅に出かけたくて!』の世界線

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Futur Yumekoの42ndシングル
『SFみたいな旅に出かけたくて!』の世界線

それは、「すべてがうまくいったあと」に始まる、もうひとつの物語。

本作は、問題や悩みがすべて解決された状態から、それでもなお「先へ進む」ことを選んだ瞬間を描いた作品です。

お金のこと、人間関係、環境、体の不調――
これまで悩んできたことが、すべてなくなった世界。

普通なら、それで十分なはずです。

でも、人はそこで終わらない。

「それでも、どこかへ行きたい」

その気持ちが、この物語のはじまりです。

舞台は、誰もいない不思議な空間。
まるで世界から切り離されたような場所で、少女はひとり立ち尽くしています。

やがて現れる、謎の存在。
そして突然、世界は崩れ始める。

逃げる。
手を取る。
離さない。

消えていく世界の中で、ただひとつ確かなものは――
「誰かと繋いだ手」だけ。

本作は、そんな極限の状況の中で生まれる「選択」と「感情」を描いています。

戻ることもできる。
でも、進むこともできる。

そのとき、あなたはどちらを選ぶのか。

タイトルにある「SFみたいな旅」とは、
ただの宇宙の冒険ではなく、
知らなかった自分や、まだ見たことのない何かに出会おうとする過程そのものを指しています。

そして物語の中で、ひとつの名前が語られます。

「エフラターテ」

それは、遠く離れたどこかにある“場所”というよりも、
すべての記憶や想いが重なり合うことで、はじめて感じ取れるような、
やわらかくて神秘的な“未知なる存在”として描かれています。

はっきりとした形はないのに、なぜか心が惹かれてしまう――
言葉にできないのに、確かにそこに“ある”と感じてしまう。

それは、世界の外側にあるというよりも、
むしろ自分の内側とどこかでつながっているような、
まだ触れきれていない領域なのかもしれません。

この楽曲は、
その「エフラターテ」という名の未知に、
手を伸ばし、触れようとする旅のはじまりでもあります。

ジャケットビジュアルでは、
ピンクのショートパンツと黒のレースブラウスをまとった夢子が、
地球をはるかに離れた宇宙空間に立つ姿が描かれています。

星々と線でつながる不思議な宇宙構造、
まるで別の生活圏のように広がる空間。

現実とは違う、でもどこか懐かしさを感じさせる――
そんな世界観が表現されています。

音楽は、これまでのハイテンポなSF作品とは異なり、
ミディアムテンポを基調とした楽曲構成。

静かな導入から始まりながらも、
展開にあわせて感情が揺れ動き、
やがて前へ進もうとする力が感じられるサウンドへと移り変わっていきます。

繊細さと力強さが重なり合うことで、
「消えてしまいそうで、それでも進もうとする感情」が描かれています。

すべてを手に入れたあとでも、
人はまだ、知らない何かを求めてしまう。

それは失ったものを取り戻すためではなく、
「まだ見ぬ何か」に触れようとするため。

『SFみたいな旅に出かけたくて!』

それは、
誰もが一度は感じたことのある「どこか遠くへ行きたい」という気持ちを、
ひとつの世界線として描いた物語です。